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アメリカン・サイコ

ブレット・イーストンエリス【著】, 小川高義【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 1992/12/20
JAN 9784047912106

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商品レビュー

3.5

9件のお客様レビュー

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2023/11/10

あたかもAIに書かせたかのような殺戮場面や音楽批評、そして風俗描写。だが迂闊に読み飛ばすと思わぬところでしっぺ返しを食らう。ぼくが連想したのはたとえばハネケや村上龍の作品に通じる確かなサタイア(風刺)の要素だ(龍はそのあたりやや真面目過ぎる気もするが)。それはストレートに読み込め...

あたかもAIに書かせたかのような殺戮場面や音楽批評、そして風俗描写。だが迂闊に読み飛ばすと思わぬところでしっぺ返しを食らう。ぼくが連想したのはたとえばハネケや村上龍の作品に通じる確かなサタイア(風刺)の要素だ(龍はそのあたりやや真面目過ぎる気もするが)。それはストレートに読み込めば消費社会に向けられた哄笑であるだろうし、あるいは「誰もが」サイコ(狂人)の要素を持ちえている可能性がありうることを示唆しているとも取れる。それはそうと、なぜベイトマンは人を殺すのだろう。快楽? 怒り? すべては情報の海の中に沈む

Posted by ブクログ

2023/10/11

文庫上下巻購入時、 下巻のデータページが現れなかったので元の単行本で登録。 映画は未見。 語り手〈私〉ことウォール街のエリート青年ビジネスマン、 投資銀行の副社長であるパトリック・ベイトマンの 空虚なわりにドタバタした日々。 というのも、学歴と肩書は相当なものだが、彼は実質、 ...

文庫上下巻購入時、 下巻のデータページが現れなかったので元の単行本で登録。 映画は未見。 語り手〈私〉ことウォール街のエリート青年ビジネスマン、 投資銀行の副社長であるパトリック・ベイトマンの 空虚なわりにドタバタした日々。 というのも、学歴と肩書は相当なものだが、彼は実質、 働いておらず、ファッションやインテリア、 レストランやナイトクラブのトレンドを追いかけ、 友人たちと実のない雑談を交わす一方でドラッグを嗜み、 殺人に手を染めていたのだった…… と聞くと、二重生活者―― たとえ犯罪者であろうとも、一応――の 苦悩が描かれるのかと期待してしまいそうだが、 内容は薄く、ボリュームに見合っていない(笑)。 酒食を共にする悪友や仕事仲間が頻繁に 彼の名前を呼び間違える、 あるいは、そもそも同じオフィスに勤める別の誰かと 誤認しているらしい描写が繰り返され、 アイデンティティの脆弱さが強調される。 彼を彼と認識して誤らないのは、 彼に気がある数人の女性だけ――そう考えると、 これは一人の犯罪者のストーリーであると同時に、 あるホモソーシャル空間の物語なのかもしれない。 面白かったのは、 そこにはいないであろう人物を探しに旅立つ探偵の エピソード(初期ポール・オースター風)と、 主人公が悪友らと電話――恐らくトリオホン(三者間通話)――で ディナーの予約とその取り消しについて話す間、 各々にキャッチホンが入って全員が混乱する場面くらいか。

Posted by ブクログ

2018/07/14

1990年台のハイソサエティが主人公。親のお金があるので自分は働かなくても良い身分で、そのせいなのか、もともとの気質なのか、すごく尊大な差別主義者。その割には女性がホイホイ釣れるのはやはり金なのか。実はすごいイケメンだとか?カタカナのハイブランドの名称が羅列されているだけなので読...

1990年台のハイソサエティが主人公。親のお金があるので自分は働かなくても良い身分で、そのせいなのか、もともとの気質なのか、すごく尊大な差別主義者。その割には女性がホイホイ釣れるのはやはり金なのか。実はすごいイケメンだとか?カタカナのハイブランドの名称が羅列されているだけなので読み飛ばしていたら、えげつないSATSUGAIシーンが挿入されているので油断がならない。ドナルド・トランプの名前が頻繁に出てくるが、この頃から一線で活躍してたんだなあ。日本のバブル期なので、その時代を感じたい人には良いのかも。

Posted by ブクログ

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