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ロンドン路地裏の生活誌(上) ヴィクトリア時代
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ロンドン路地裏の生活誌(上) ヴィクトリア時代

ヘンリーメイヒュー【著】, ジョンキャニング【編】, 植松靖夫【訳】

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ロンドン路地裏の生活誌(上) ヴィクトリア時代

定価 ¥1,922

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 原書房
発売年月日 1992/11/17
JAN 9784562023790

ロンドン路地裏の生活誌(上)

¥1,705

商品レビュー

4.8

4件のお客様レビュー

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2024/08/19

この本はイギリスヴィクトリア朝、特に1800年代半ばのロンドンの下層民の生活に密着し、彼らがどんな生活をしているのかを描いた作品です。まるで小説のように描かれたこの作品を読んでいると、彼らが当時のロンドンでどんな生活をしていたかが目の前に浮かんでくるかのようです。イラストも豊富な...

この本はイギリスヴィクトリア朝、特に1800年代半ばのロンドンの下層民の生活に密着し、彼らがどんな生活をしているのかを描いた作品です。まるで小説のように描かれたこの作品を読んでいると、彼らが当時のロンドンでどんな生活をしていたかが目の前に浮かんでくるかのようです。イラストも豊富な点もありがたいです。

Posted by ブクログ

2010/08/28

下と合わせ多分1992年か1993年読了。 ロンドン下町の生活が盛りだくさんの本。大変緻密かつ膨大な情報が分かりやすく描かれている。 この著書で150年前のロンドン下町をあざやかにイメージすることが出来る。資料として一級。

Posted by ブクログ

2010/06/19

ヘンリー・メイヒューは、19世紀当時としては、著述家の中でも大変、稀有な存在ではなかったのか。 階級意識の非常に強い時代にあって、決して上階級からの目線ではなく、机上の分析ではなく、路上を住処とした人々への徹底したインタビューによって、労働者階級の人々の暮らしを映し出した。 ...

ヘンリー・メイヒューは、19世紀当時としては、著述家の中でも大変、稀有な存在ではなかったのか。 階級意識の非常に強い時代にあって、決して上階級からの目線ではなく、机上の分析ではなく、路上を住処とした人々への徹底したインタビューによって、労働者階級の人々の暮らしを映し出した。 人の声によって紡ぎだされる歴史の断片は、有機的で決して色あせない。 路上の呼売商人、花売りの少女、売春婦、大道芸人。 劣悪な安宿。一ポンド劇場。人々で溢れかえる古着市場。 日々の生活にあくせくしながらも、懸命に生きる商人たちの一抹の誇りは、彼らにしか理解できない訛りの中に映し出される。 裸足で物を売る少年たちは、警官に殴りかかることで、その勇気が称えられる。 決して這い上がることのできない少女たちは、望んでいない生活の中で、身を売る日々から抜け出せずにいる。 メイヒューの視点には、路上の人々への温もりがある。 また、無教養な人々への絶望がある。 食材・衣服が色とりどりと溢れかえる一本の路上には、昼時の熱狂と、平日の惨憺たる静けさがある。

Posted by ブクログ

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