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歴史の終わり(下)

フランシスフクヤマ【著】, 渡部昇一【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三笠書房/
発売年月日 1992/03/10
JAN 9784837954804

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2010/02/17

Book Description 1992年に出版されて以来、『The End of History and the Last Man』は論争と議論を巻き起こしてきた。宗教原理主義、政治、科学の進歩、倫理規定、そして戦争をめぐるフランシス・フクヤマの先見的な分析は、かつて冷戦...

Book Description 1992年に出版されて以来、『The End of History and the Last Man』は論争と議論を巻き起こしてきた。宗教原理主義、政治、科学の進歩、倫理規定、そして戦争をめぐるフランシス・フクヤマの先見的な分析は、かつて冷戦終結の根本をえぐったのと同様に、世界中で闘いを繰り広げる宗教原理主義テロリストの本質をも突いている。新たなあとがきを収録した改訂版『The End of History and the Last Man』は、まさに現代の古典だ。 --このテキストは、ペーパーバック版に関連付けられています。 内容(「BOOK」データベースより) 本書は、いま世界が抱えている重大問題を明快に解き明かし、21世紀への光明を与えてくれる本。 目次 第3部 歴史を前進させるエネルギー―「認知」を求める闘争と「優越願望」(「赤い頬」をした野獣―「革命的情勢」はいかにして生まれたのか 人間の「優越願望」が歴史に与える影響 歴史を前進させる「原動力」 「日の当たる場所」を求めて戦う人間と国家) 第4部 脱歴史世界と歴史世界―自由主義経済成功に絶対不可欠な「不合理な“気概”」(冷たい「怪物」―リベラルな民主主義に立ちはだかる「厚い壁」 歴史から見た日本人の「労働倫理」 新しいアジアを生み出す「新権威主義の帝国」 もはや万能ではなくなった「現実主義」 「権力」と「正統性」との力関係 国家主義と国益の経済学 脱歴史世界と歴史世界―二極に大きく分かれいく世界) 第5部 「歴史の終わり」の後の新しい歴史の始まり―21世紀へ「最後の人間」の未来(自由と平等の「王国」のなかで 歴史の終わりに登場する「最後の人間」 民主主義社会における「優越願望」のはけ口 自由主義国家が生み出した「リバイアサン(大怪物)」 「歴史の終点」には何があるのか)

Posted by ブクログ

2008/07/08

 冷戦に勝利した米国を中心とする冷戦後の国際秩序に関する論争を呼んだフクヤマの著作。フクヤマは、民主主義が共産主義との戦いに勝利したのは、最良な制度が競争に勝利し、そして生存していくという歴史的に普遍な原理の結果であると「歴史主義」の視点にたち、本論を論じている。共産主義の没落と...

 冷戦に勝利した米国を中心とする冷戦後の国際秩序に関する論争を呼んだフクヤマの著作。フクヤマは、民主主義が共産主義との戦いに勝利したのは、最良な制度が競争に勝利し、そして生存していくという歴史的に普遍な原理の結果であると「歴史主義」の視点にたち、本論を論じている。共産主義の没落と世界的なレヴェルでの民主主義への移行は、その制度的側面や歴史発展論からすれば当然であるが、もう一方で問題なのは、もう民主主義よりも優れた政体がこの世に今度存在するとは考えられないという事だ、とフクヤマは続ける。民主主義はそれだけ完全な政体だと考えるフクヤマであるが、逆にこの事は民主主義がこれ以上発展しないこと(既に最良の政体である為)、したがって発展と前進を前提とする歴史が止まってしまう事を意味するとフクヤマは主張する。こうした「歴史の終焉」は、一つの危機を生み出す。それは歴史的な発展が存在しないことにより現状が固定化させ、人々の退行や堕落といった現象が生じるという事なのである。まさに現状の民主主義国に見られる諸課題、例えば国内秩序の乱れや犯罪の増加等もこれで理解出来るというわけである。このような堕落が続けば、ニーチェが考えた「人間の終わり」も近づいてくる。そもそもフクヤマによれば、人々には本来的に純粋な利害関係や権力欲というリアリズムの分析では全く理解する事の出来ない「気概」というものが存在した。合理的なアクターであれば行わない行為をするのは、まさにこうした「気概」によって人々が動機付けられていたからであり、その背景には他者よりも認められたいという「優越願望」と他者と同様の権利を持ちたいという「対等願望」があったのである。しかし、「歴史の終焉」と「人間の終わり」が生じるとすればこうした「気概」も堕落した社会では意味を持たなくなる。そんな状態に我々が近づきつつあるのか、それともそうではないのか・・・それはわからない。  以上が本書の内容である。この後のネオコンの論理解釈は、こうである。即ち、「人間の終わり」は古き良き時代の「気概」や価値、伝統の衰退にあるのだ。そして人々の堕落と社会の腐敗を止めなければならない、そうしなければ社会は没落してしまう。ある種のヒーロー思想。そして正義の為の暴力が行使され、正戦が生じるわけである。フクヤマはその著作の中で後の自らを行為を批判出来る文言を記している。それは民主主義国が増え、世界が平和になり戦争がなくなった時、人々は戦争行為を目的に戦争をするのであり、そこにあるのは「気概」が戦争で生じるからだという。このように9.11以後のアメリカのアフガン、イラク戦争は開戦当初はアメリカのナショナリズムを奮起させ、そしてアホな国民を勇気づけたわけである。

Posted by ブクログ

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