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風に吹かれて 扶桑社ミステリー
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商品詳細
内容紹介 | 内容:頭のなかで小説を書いた男.ネットワ-ク.池.一生背負っていくもの.風に吹かれて.またあの夜明けがくる.ウッドロウ・ウィルソンのネクタイ.島へ.奇妙な自殺.ベビ-・スプ-ン.割れたガラス.木を撃たないで |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社/ |
発売年月日 | 1992/12/30 |
JAN | 9784594010867 |
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風に吹かれて
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
星が4では少ない…4.5です。 5つにならないのは、毒が強いせい?なんとなく満点はイヤだ… すごい短編集でした。 そもそもハイスミスはトリックの人ではないので、どんでん返しはあまり期待できないのですが、この短編集は、軽いどんでん返しやSFも複数もあって、読み応えがありました。 ...
星が4では少ない…4.5です。 5つにならないのは、毒が強いせい?なんとなく満点はイヤだ… すごい短編集でした。 そもそもハイスミスはトリックの人ではないので、どんでん返しはあまり期待できないのですが、この短編集は、軽いどんでん返しやSFも複数もあって、読み応えがありました。 とにかく読んでいて、視覚に訴えてくるのです。文字しか追いかけていないのに映像が視えてくる…他の作家さんでも起こりますが、ハイスミスの場合、よりクリアな映像が視えるのです!(幻視ではありません…) そんなわけでこの作品集で、さらにさらにハイスミスを好きだ、と思ってしまいました。 ただ、どの作品が一番良かったか?と言われると、木を撃たないで、かな。現代に通じます。 風に吹かれては、若い二人がよい。 一生背負っていくもの、は、正当防衛でも人を殺してしまったら、実はこうなるのかも…という現実を見ました。 割れたガラス、勇敢に立ち向かい切れない時が、いつかはやってくる… ベビースプーン、主要登場人物みな、イヤな人に描かれています。 ふう。おもしろかった!現在新刊の流通はなし。 92年の初版。税込540円。
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ひねくれ者の隣人に殺意を抱いた男の犯罪と皮肉な結末を描いた表題作他、一度も活字になったことのない本を14冊書いた男の生涯を描いた「頭の中で小説を書いた男」、新居の裏にある池にはびこる異常な蔓草の恐怖「池」、蝋人形館の怪しい魅力に取り憑かれ、自ら血まみれの惨劇を引き起こした青年の話...
ひねくれ者の隣人に殺意を抱いた男の犯罪と皮肉な結末を描いた表題作他、一度も活字になったことのない本を14冊書いた男の生涯を描いた「頭の中で小説を書いた男」、新居の裏にある池にはびこる異常な蔓草の恐怖「池」、蝋人形館の怪しい魅力に取り憑かれ、自ら血まみれの惨劇を引き起こした青年の話「ウッドロウ・ウィルソンのネクタイ」など、著者の様々な面を垣間見ることのできる短編12編を収録。 P・ハイスミスと言えば、映画にもなった「太陽がいっぱい」やヒッチコックの「見知らぬ乗客」が有名かもしれない(自分は知らなかった……)。上記のような内容だとさぞかし陰惨な作品が並ぶかのようにも思えるが、決してそういうわけではない。むしろ取りたてて大きな事件が起らず、さしたるクライマックスや(読者が期待する)カタルシスがないままに終わる方が多いかもしれない。 ただし、じっくり読んでいくと何とも苦味のある読後感が残る。それこそがハイスミスの作風なのかもしれない。
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「リプリー」の原作者として有名なハイスミスの短編集。かなり、シニカルで面白かった。文庫の表紙の絵が、文春のキングの表紙を書いてる人と似た感じなのだが、それがすごく効果的だ。読んで改めて表紙を見てぞっとしたよ。1970年代に書かれたものとは思えない感性って、すごいです。
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