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アフリカ農場 アウト・オブ・アフリカ 筑摩叢書369
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 1992/11/25 |
JAN | 9784480013699 |
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アフリカ農場
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1910年頃。アフリカにてコーヒー農園を経営。デンマーク出身の作者が外側から見た「当たり前」のアフリカ描写がみずみずしい。夜は夜間学校を開き、朝から医学書を片手に現地の人を治療する。その行動の先には現地の人の生活、文化、動物との関わり全てを吸収したいのだ、という熱意がありありと伝...
1910年頃。アフリカにてコーヒー農園を経営。デンマーク出身の作者が外側から見た「当たり前」のアフリカ描写がみずみずしい。夜は夜間学校を開き、朝から医学書を片手に現地の人を治療する。その行動の先には現地の人の生活、文化、動物との関わり全てを吸収したいのだ、という熱意がありありと伝わる。部族によって生活、人間性が全く異なり争いは耐えない。危険な生活である。お嬢さまだったゆえに、好奇心を満たされて成長してきた彼女の勇気ある活躍が美しい大自然と共に描かれている。ちなみにお金は流通してなくて、羊とかを交換します。
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英領東アフリカ(現在のケニア)で、ブリクセンは夫と共に農場を経営するが、コーヒー園事業と結婚が破綻してのちも、そこでの荘園風の生き方を続けることを望んで、経営の立て直しに奮闘。 結局のところ、うまくいかず、帰国するに至った。 ブリクセンは離婚した夫から梅毒をうつされていたのだが、...
英領東アフリカ(現在のケニア)で、ブリクセンは夫と共に農場を経営するが、コーヒー園事業と結婚が破綻してのちも、そこでの荘園風の生き方を続けることを望んで、経営の立て直しに奮闘。 結局のところ、うまくいかず、帰国するに至った。 ブリクセンは離婚した夫から梅毒をうつされていたのだが、「梅毒をもらってでも、〈男爵夫人〉になるだけの価値はある」といった彼女は、古色を帯びた封建的な、ある種の理想世界をアフリカの一角に形成しようとしたのだった。 『アフリカ農場』には、最後の方に訳者のブリクセン小伝がある。ブリクセンの外観について「アメリカに招かれたとき、数多くの視聴者を驚かせた異様できらびやかな風貌と言動」とあり、その記述を物語るかのような写真も付されている。 彫りの深い、どこか謎めいた深みのあるまなざしが印象的だ。ブリクセンが過剰なまでにお洒落であることや、際立って知的であるだろうことは、その写真を見ればわかる。 ブリクセンの描写はくっきりとした、わかりやすいもので、状況がよく掴め、光景が頭の中に自然に浮かんでくる。 過酷な生活環境だが、内面世界との境界がなくなっているかのような幻想的でもあるアフリカでの日々の記録は、圧巻である。 それにしても、白人の女性の矜持と胆力は凄いなあと思う。
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