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競売ナンバー49の叫び
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商品詳細
内容紹介 | 内容:競売ナンバ-49の叫び.殺すも生かすもウィ-ンでは |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1992/11/26 |
JAN | 9784480831293 |
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商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
ポストモダン文学らしさ全開の難解さと面白さ。しかし、ピンチョンの作品の中では一番読みやすいのは本作なのだとか。 いわいる「アンチミステリー」というか、謎解きに見せかけたアイデンティティーの喪失や模索の物語。謎とされているものはある程度謎のままで終わるので、ミステリー好きな人には不...
ポストモダン文学らしさ全開の難解さと面白さ。しかし、ピンチョンの作品の中では一番読みやすいのは本作なのだとか。 いわいる「アンチミステリー」というか、謎解きに見せかけたアイデンティティーの喪失や模索の物語。謎とされているものはある程度謎のままで終わるので、ミステリー好きな人には不満が残ると思う。日本人で、こういう形式の小説を書くのは、村上春樹ですな。 固有名詞が独特だったり、翻訳でも要所要所で「あ、ここは何か言葉遊びがされているな」と感じるところがあり、原語で読んだらもっと色々面白いのかもしれない。余計難解になりそうだけど。あと、このレベルの英語を読み解く自信がない。相当時間がかかりそう。 主人公の「エディパ」という名前にも違和感を覚えたら、綴りは"Oedipa"と書く。ここの部分は解説で読んだのだけれど、ああ、オイディプス王のもじりか!とすぐわかった。 あと、これは解説を読まなければ気づかなかったことだけれど、ピンチョンもかなりE.A.ポオの影響を受けているのだとか。さすが、my beloved Edgar。笑 総合して、非常に面白かった。久しぶりに読みごたえある小説だったな、と満足感で満たされました
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※このレビューにはネタバレを含みます
"The Crying of Lot49",Thomas Pynchon 「生かすも殺すもウィーンでは」 収録。 Mortality and Mercy in Vienna 初期作。 タイトル通り、主人公がパーティー招待客の生殺与奪権を握る展開に。
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初めてのピンチョンの本にチャレンジ。 猫町倶楽部に参加するまで、こんな本があるとは知らなかった。 猫町倶楽部の参加者がピンチョンの読書会をやるという話が去年あって、 僕はピンチョンとは誰ぞや?と思っていた。 ピンチョンは謎が多いよね。素性は全く知られていない。 一方でノーベル...
初めてのピンチョンの本にチャレンジ。 猫町倶楽部に参加するまで、こんな本があるとは知らなかった。 猫町倶楽部の参加者がピンチョンの読書会をやるという話が去年あって、 僕はピンチョンとは誰ぞや?と思っていた。 ピンチョンは謎が多いよね。素性は全く知られていない。 一方でノーベル文学賞候補に近いとも言われているらしい。 始めて読んだ感想は、とにかく僕の知識では全く理解できなかった。 哲学あり、推理あり、そして海外文学・芸能に通じていないと、 全く時代背景が理解できない。T . S エリオットの作品をもじったり、レメディオス・バロというスペイン人の画家とか、 とにかく理解するのに苦労して、内容がいまいちわからなかった。 タイトルも非常に暗示が含まれていると思う。 49というのはカリフォルニア州が49番目に合衆国の中に組み入れられた数字であり、 この話の舞台がカリフォルニア州だということも考えると、 決して偶然だとは言い切れない(解説から参考)。 個人的にはピンチョンのV.には興味あるけど、 今の僕の知識量だとおそらく理解できないと思うので、 また色んな本を読み漁り、再チャレンジできる日を心待ちにしたいと思う。 しかし、本の感想がこんな程度になってしまって多いに反省しないといけないなぁ。
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