お嬢さまの恋 ハーレクイン・イマージュI・749

デビーマッコーマー【作】, 霜月桂【訳】

• 販売会社／発売会社: ハーレクイン/洋販
• 発売年月日: 1992/10/05
• JAN: 9784833537490

商品レビュー

2013/11/25

愛を確信するヒロインの別れの言葉は、とうとう呪いの言葉として確立。
「あなたにとりつくのよ」

クレイマーのばかん。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-3226.html

2009/05/20

新聞業界の大物を父に持つコラムニストのメアリアンは、ライバル新聞社の人気コラムニスト、クレイマーが書いた記事『お嬢さまとの夕べ』を読んで怒りを爆発させた。新聞紙上やラジオの対談で長い間論争してきた二人が初めて楽しく語りあった夜のことをねたに、彼女のお嬢さまぶりを暴露しているのだ。激しく反駁するメアリアンに彼は言った。「きみの家族はみきを欺き、独立する機会を奪っている」いいわ、自分で手に入れてみせるわ。仕事も、部屋も、そして恋も。

お嬢様が逞しい。それにひきかえヒーローは屈託がありすぎ。第一印象では甘やかされた我が儘娘の物語かと思ったけれど、そうじゃなかった。一生懸命に自分を高めようとしているかわいい娘だった。そんなお嬢様が、才能は溢れているけれど、ニヒルで、皮肉屋で、懐疑的な、ヒーローに惹かれる。ヒーローのほうも甘やかされたお金持ちと思っていたヒロインの真の姿に惹かれていく。でも、そこで素直になれないのが、ヒーロー。お約束のすったもんだあり、家族の介入あり、そしてひとりになったヒーローが最後に見つけたこと。いつものことだけど、遅いよヒーロー。
途中の女同士の打ち明け話会、「かわいそうパーティ」も良い味だしてた。女同士には必要だよね。