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本居宣長(上) 新潮文庫
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本居宣長(上) 新潮文庫

小林秀雄【著】

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本居宣長(上) 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/新潮社
発売年月日 1992/05/29
JAN 9784101007069

本居宣長(上)

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商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2010/05/28

小林秀雄の国語観が存…

小林秀雄の国語観が存分に表現されている作品!!

文庫OFF

2023/09/24

読んでみたいと思いながら、後回しにしていた小林秀雄。 没後40年にあたり、初めて手にした。 学生時代に中原中也を好んで読んでいた頃の印象で、小林秀雄を「中也と女性を奪い合った」というエピソードでのみ歴史に登場する人物、と長らく思っていたが、違った。 さて、本書『本居宣長』だが...

読んでみたいと思いながら、後回しにしていた小林秀雄。 没後40年にあたり、初めて手にした。 学生時代に中原中也を好んで読んでいた頃の印象で、小林秀雄を「中也と女性を奪い合った」というエピソードでのみ歴史に登場する人物、と長らく思っていたが、違った。 さて、本書『本居宣長』だが、そのスコープは、本居宣長が信じた「学ぶ力」「もののあはれ」「やまとごころ」にあると見える。 江戸初期の林羅山から始まる当時の官学=朱子学=漢学をメインストリーム或いは「実用」とするならば、宣長はそこへ「理想」というコンセプトを持って学を提案する。 儒教のような「海外の教え」を重宝がるばかりで、何故日本の心を学ばないのか、と宣長は問う。 和歌の名作の含蓄を真似て作るのは容易であるが、言葉を真似る方が難しい。 古典の解釈ばかりでなく、今の心をそのまま表すことが肝要、、 彼はひたすら、長いものに巻かれることを拒否しているようだ。 本居宣長という人は、歌人という肩書でありながら、現代にも通じる政治思想を形成した人物だと聞く。 下巻の展開が楽しみだ。 一つ自分自身へのメモとして。 小林秀雄の主張は時折非常に観念的で、かつ詳細にわたり、どちらとも取れるような解釈や、そうとは言い切れないようなことなど、細い糸の上すれすれを歩くような感覚になる。 勿論名著に違いはないのだが、この一冊だけを読んでいる間に、その深度故に、やや視界が狭まる感覚を覚えた。 西洋思想に比較すると、言葉への拘りは日本独特のものと思われる。 自国の思想史を学ぶことは尊いものだが、一方他国に広くある視点から離れすぎることには、やや危機感がある。 自分は特定分野の研究者などではないため、同時に二冊以上の本を並行して読むなどして視点のバランスを保っていくことは必要だと、改めて認識した。 勿論名著には違いないが。

Posted by ブクログ

2023/02/23

https://yasu-san.hatenadiary.org/entry/20081012/1223771075

Posted by ブクログ

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