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パンツを脱いだロシア人 国家と民族の「現在」を問う カッパ・サイエンス
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パンツを脱いだロシア人 国家と民族の「現在」を問う カッパ・サイエンス

栗本慎一郎【著】

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パンツを脱いだロシア人 国家と民族の「現在」を問う カッパ・サイエンス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 1992/08/31
JAN 9784334060688

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2014/02/14

ソ連崩壊時の政治・経済状況について考察されています。 栗本氏は、ゴルバチョフの改革に反対する保守派のクーデタを利用して、エリツィンが政権を掌握したという見方を提出しています。さらに、ソ連の崩壊によって国家がその役割を果たさなくなったロシアの民衆の間で自生的に経済が叢生しつつある...

ソ連崩壊時の政治・経済状況について考察されています。 栗本氏は、ゴルバチョフの改革に反対する保守派のクーデタを利用して、エリツィンが政権を掌握したという見方を提出しています。さらに、ソ連の崩壊によって国家がその役割を果たさなくなったロシアの民衆の間で自生的に経済が叢生しつつあることが、経済人類学の視点から考察されています。 本書では、ソ連崩壊後のロシアの人びとはエリツィンが強い統率力を発揮できないことをむしろ歓迎していると論じられていますが、その後のロシアは、プーチン大統領のもとでふたたび強い政府によって統率された国家への道を歩むことになりました。帝政から共産主義へ、さらに資本主義へと正反対の政治制度への転回をくり返したにも関わらず、いつも独裁的な政府へと舞い戻ってしまう歴史を見ると、むしろ独裁こそがロシア人の国家的生理なのではないか、という気さえしてきます。

Posted by ブクログ

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