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フィネガン辛航紀 『フィネガンズ・ウェイク』を読むための本
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フィネガン辛航紀 『フィネガンズ・ウェイク』を読むための本

柳瀬尚紀【著】

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フィネガン辛航紀 『フィネガンズ・ウェイク』を読むための本

定価 ¥1,922

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 1992/08/31
JAN 9784309007779

フィネガン辛航紀

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商品レビュー

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2010/06/06

読めない、読めないといわれる『フィネガンズ・ウェイク』を訳した柳瀬尚紀自身による解説書。いろいろなところに書いた『フィネガンズ・・・』関連の対談やエッセイなどをまとめたせいか、いくつか重複した内容がある。これを読んでも『フィネガンズ・・・』を理解することはできないけれど、柳瀬尚紀...

読めない、読めないといわれる『フィネガンズ・ウェイク』を訳した柳瀬尚紀自身による解説書。いろいろなところに書いた『フィネガンズ・・・』関連の対談やエッセイなどをまとめたせいか、いくつか重複した内容がある。これを読んでも『フィネガンズ・・・』を理解することはできないけれど、柳瀬尚紀がどのような考えで翻訳を進めたか、いかにジョイス語にはまっているかは理解できる。 えー、そのー、誤解を恐れずに云えば、案外読めるんです。それは語感とか語呂とか音韻をたいせつに翻訳されたからだとおもう。音読するとよくわかるんです。音読するとさくさく進む。するする読める。いまでこそ読書といえば黙読だけれど、昔は音読が主流だったし、欧米では朗読が盛んだし。なので、読めますよ、ジョイス。でもわかりません。 そりゃジョイスが17年がかりで周到に構築した世界を図書館貸し出し期限の4週間で解読しようなんてのが無謀。もっとも“解読”てのはジョイス語とはもっともレベルの低いつきあいかたなんですってよ。

Posted by ブクログ