緑色の裸婦 集英社文庫

アーウィンショー【著】, 小笠原豊樹【訳】

• 内容紹介: 内容:寡婦たちの再会.街の物音.緑色の裸婦.墓地の金鳳花.分別盛り.忘却の川の麗らかな岸辺.その時ぼくらは三人だった. ア-ウィン・ショ-年譜:p269～282
• 販売会社／発売会社: 集英社/
• 発売年月日: 1991/05/25
• JAN: 9784087602005

商品レビュー

2010/05/28

表題作は、政治家に翻…

[文庫ＯＦＦ]

表題作は、政治家に翻弄される芸術家の悲哀を描いた、笑える大人の寓話。他に6編を収める短編集。他の訳者の文庫も出てるが、この小笠原豊樹訳が格調があって読みやすく、私は一番好きだ。

2017/10/30

久しぶりに海外純文学でも読んでみようかと。。。
ショーは初めてではないかしら。
で、結果はと言うと、余り感心しませんでした。
やや、O・ヘンリーっぽいのかな。でも、何となくピンと来ません。あれほど単純では無い所為でしょうが、そうかといって深みを感じるほどでも有りません。
ショーと言えば時代の寵児。古臭さだけが残ってしまったのかもしれません。

2012/04/09

アーウィン・ショーといえば、「夏服の女たち」しか知らなくて、この本をたまたま書棚で見つけたので購入。
時代がよくわかるというか、赤狩りだったりナチズムだったりと、解説の言葉を借りると「アメリカ史の縮図」。この本に収録されている話も時代性が反映されている。個人的には『忘却の川の麗らかな岸辺』を面白く読んだ。巻末の年譜がうれしい。
いずれ長編も読みたいが翻訳があるかどうか。