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幻談・観画談 他三篇 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:幻談.観画談.骨董.魔法修行者.蘆声 |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1990/11/16 |
JAN | 9784003101285 |
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幻談・観画談 他三篇
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商品レビュー
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12件のお客様レビュー
幸田露伴の短編集ですね。 今日は露伴の命日です。 勉強不足で、博学多才の露伴の作品を読み進められないので、露伴の娘さんの幸田文さんか、文さんの娘さんの青木玉さんの本を探したのですが、本の山の中に埋没して見付かりませんでした。 岩波文庫の本棚を探したら、この本が見つかり、紐解いて見...
幸田露伴の短編集ですね。 今日は露伴の命日です。 勉強不足で、博学多才の露伴の作品を読み進められないので、露伴の娘さんの幸田文さんか、文さんの娘さんの青木玉さんの本を探したのですが、本の山の中に埋没して見付かりませんでした。 岩波文庫の本棚を探したら、この本が見つかり、紐解いて見ました。露伴の最晩年の幻想小説と言っても良いのか、露伴にはしては読みやすく、砕けた文章で何とか読み進めました。 流石に博学知識は恐れいるところです。 作品は五作。何れも読みごたえのある傑作です。 露伴は私と同様に苦手という方にも挑戦してみては如何でしょうか。
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先日、ゴーゴリの「肖像画」を読んだのでその絡みで。 ワイルドじゃベタなんで〜。 「五重塔」なんかの文体とは違って全然現代語、 読みやすいです。 なかなか味のある世界が展開されていまして、 こういう煮え切らない気候のときにはマッチするかと。 ノリ的にはシンプルで艶っぽくない鏡花、ってとこでしょうか。 露伴晩年の小品を収めた岩波文庫で、 標題作以外に「骨董」「魔法修行者」「蘆声」の計5編です。 ■幻談 「太公望」くらいなら知っていますが、釣人言葉で「お客さん」ってxxxのことを指すんですか??・・・シュールだわあ。 ■観画談 増水ってコワっ。 画中の船頭さんに呼びかけられて・・・ 返事をしたら瓢箪に・・・違うなあ。 ■骨董 どうでもいい前振りが秀逸〜 ^^;; ”理屈に沈む秋の寂しさ/理屈を抜けて春の面白”、って 素敵なフレーズじゃありません? ■魔法修行者 ・・・・・言っていいですか?酔客の与太みたいです。 ■蘆声 いつから子どもが王様扱いされるようになっちゃったんだろう?そう、子どもは生存に必死だったはずなのよ。
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名作。 『幻談』、『観画談』は本題に入るまでがすごく長くて、何の話だろうと不思議に思いながら読み進めていくと、オチが唐突に現れて、そういう話ね、みたいな。 確かに薄気味悪くて、好きな話ではある。 『骨董』は、作者の考えていることが面白いなと感じる。 骨董品を買い集めることは、高慢...
名作。 『幻談』、『観画談』は本題に入るまでがすごく長くて、何の話だろうと不思議に思いながら読み進めていくと、オチが唐突に現れて、そういう話ね、みたいな。 確かに薄気味悪くて、好きな話ではある。 『骨董』は、作者の考えていることが面白いなと感じる。 骨董品を買い集めることは、高慢税を支払っているということだ、なんて素敵だ。 それを支払うほどの金を持っていれば、じゃんじゃん支払いたい、とは面白い。 『魔法修行者』、これが一番個人的には楽しめた。 魔法とは、本邦では外法や修法、それを過去に修めたとされる人物を挙げて、いかに素晴らしいかということを語る。 魔法に限らず、何でも極めるということは、それが成功したかどうかではなく、勝つか負けるかではなく、それを成し遂げるために行うすべてのことに楽しみを覚えることであるというのには感動。 わたしは読書が好きだけど、何冊読んだとか、どんな難読書を読み下したとかじゃなく、ページをめくることにワクワクする、あるいは傍らに本を置いているだけで楽しい、と感じるみたいなことか。 『盧声』は、会話文が少し混じっているので、読みやすい。それにしても、作者は釣りが好きだな。
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