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北槎聞略 大黒屋光太夫ロシア漂流記 岩波文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2003/12/18 |
JAN | 9784003345610 |
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北槎聞略
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江戸時代に漂流してアリューシャン列島に辿り着き、その後ペテルブルクで皇帝に謁見し、帰国した大黒屋光太夫の漂流記。挿絵など、当時のロシアが分かる貴重な史料なのです。ロシアに漂着する日本人がそれなりにいて、彼らを保護して日本語学校を運営していたとか。
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漂流してロシアにたどり着いた人の話をおさめた本。江戸時代の鎖国されていた時に書かれた。 解説を読んで思ったが意外と難破・漂流して流された日本人が多いと思った。しかも、日本に帰りたいと思わず、ロシア正教に改宗したり、学校で日本語を教える人もいた事に驚いた。 関連して、井上靖の『...
漂流してロシアにたどり着いた人の話をおさめた本。江戸時代の鎖国されていた時に書かれた。 解説を読んで思ったが意外と難破・漂流して流された日本人が多いと思った。しかも、日本に帰りたいと思わず、ロシア正教に改宗したり、学校で日本語を教える人もいた事に驚いた。 関連して、井上靖の『おろしや国酔夢譚』を読んでみたくなった。 岩波文庫7/100冊目。
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「漂流記」が好きだ。しかし、これは漂流記というカテゴリーを通り越した究極の記録であり地誌である。江戸末期の一庶民が、アリューシャン列島に流され、帰国の為に大陸を横断してロシア女帝に謁見した。何とか帰国するも、延々と続く幕府の取調べ。聴き取りを担当した桂川甫周の編纂能力の高さもあり...
「漂流記」が好きだ。しかし、これは漂流記というカテゴリーを通り越した究極の記録であり地誌である。江戸末期の一庶民が、アリューシャン列島に流され、帰国の為に大陸を横断してロシア女帝に謁見した。何とか帰国するも、延々と続く幕府の取調べ。聴き取りを担当した桂川甫周の編纂能力の高さもあり、記憶違い等もあるが、第一級の歴史記録と言ってよいだろう。 読んで驚愕したのは、船頭光太夫が幕府の諮問を受けた際の記述。ロシアでは、オランダから伝わった情報をもとに、日本の幕府の知識人として桂川甫周の名を挙げていた。光太夫が知らずに名を挙げた本人が、あろう事かその場に居て、話の聴き取りをしているという事実。幕末の日本を取り巻く世界情勢は、そこまで来ていたという事を如実に語るエピソードだと思いました。
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