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最後のカミカゼ 光文社文庫
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最後のカミカゼ 光文社文庫

M.E.モリス【著】, 丹野修【訳】

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最後のカミカゼ 光文社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社/
発売年月日 1991/07/20
JAN 9784334760595

最後のカミカゼ

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2021/02/08

アメリカの元海軍大佐が書いたミリタリー小説。 終戦で特攻任務を直前に解かれ、戦後は最愛の妻をアメリカ人に殺された過去を持つオジサンが真珠湾攻撃50周年記念式典にゼロ戦で乗りつけて自分なりの「終戦」を迎えるお話。 失礼な言い方だけど、アメリカの方が書いた割にはベタ過ぎない日本人像...

アメリカの元海軍大佐が書いたミリタリー小説。 終戦で特攻任務を直前に解かれ、戦後は最愛の妻をアメリカ人に殺された過去を持つオジサンが真珠湾攻撃50周年記念式典にゼロ戦で乗りつけて自分なりの「終戦」を迎えるお話。 失礼な言い方だけど、アメリカの方が書いた割にはベタ過ぎない日本人像だったし、安保闘争期に極端なテロ活動を起こした自分たちに酔っているだけの日本人青年団の様子もうまく描けていました。アメリカが太平洋戦争に参戦したのは不景気を戦争で転換して国民の不満を逸らそうとしたからだとか、けっこう冷静に分析して書いているな…という印象。 日本人の戦争モノのほうがはるかにベタなので、内容はちょっと物足りなかったけれど、それなりに読ませていただきました。 日本国憲法を事実上作った国であるアメリカの高官の「日本が国際社会で名誉ある地位を占めようとするならば責任も分担すべきだ。その責任には日本の国益が武力で脅かされた時には自分たちの武力で国益を守ることが含まれる。軍事力なき一等国というのはこれまで存在したことがない。」というセリフが印象的でした。

Posted by ブクログ