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ふくろうの叫び 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社/ |
発売年月日 | 1991/08/02 |
JAN | 9784309460833 |
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ふくろうの叫び
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ふくろうの叫び
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商品レビュー
3
3件のお客様レビュー
ハイスミスを好きなのはなぜか?と自問しながらまたまた読んでしまいました… 肩入れしたい人が出てこない話がスゴイ… イライラはしないけれど、モヤモヤしながら読み進めました。本格推理小説ではないのでナゾ解きはないですが、どうなるんだ!?と先行きを気にしながら読み進めました。 ニッ...
ハイスミスを好きなのはなぜか?と自問しながらまたまた読んでしまいました… 肩入れしたい人が出てこない話がスゴイ… イライラはしないけれど、モヤモヤしながら読み進めました。本格推理小説ではないのでナゾ解きはないですが、どうなるんだ!?と先行きを気にしながら読み進めました。 ニッキーは今ならモラハラ…そして、こういう人は実際にいるのでしょう…ニッキーとグレッグ、どちらもアカン人たちでした。 主人公(ロバート)も、あまりに心が傷んでいて…もし自分がお話の中の通行人だったら、ロバートの味方になれるのか… ジェニーは、死ななくても良かったのに… ラストシーンは少しわかりにくかったですが、映画化されており、そのあらすじなどを参考に、グレッグも死んだのですね。 P167 「ラルフ・ジャーゲンは貧しい家庭の出だ。なんであれ貧しさをうかがわせるものは、感受性や美意識、そして倫理観まで揺さぶった。貧乏とは醜く、悲しく、無益なものだ。」このくだりがとても心に残りました。(ラルフは脇役ですが、ぎりぎり普通の人として描かれる) グレッグのおとうさんには少し同情。 息子が理解を超えた行動をしてしまったら、できることは少ない…このおとうさんはかなり手を尽くしてくれたから。 ロバートの「狭い地域社会では口うるさい名もない人たちが、文字どおりにも比喩的にも人を絞首刑にする」という言葉も、田舎育ちの私には頷けてしまいました。 ふくろうの叫び、の意味ははっきりわからないままですが、まあいっか。原題はThe Cry Of TheOwl(1962)。 1991年発行 河出文庫 680円(税込) もう流通してないのが残念です。 嫌な人しか出てこない。 なんの生き方の参考にもならないけど、世の中にはいろんなワナがあるよー、と教えてくれる。 だからハイスミスの作品が好きなのかな。 まだまだ読むつもりです。 とにかくサスペンスフルなのです。
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悪くはないんだけど、結局ひねりも何もなかった。 そういうストーリーなのだろうからそれはいいんだけど、全く好みじゃない。 時代が違うからか、まったくリアリティが感じられず読んでいて気持ちが入らない。 人物のしょうもなさと、展開の雑さだけが強く感じられた。
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何とも言えない読後感。 この、『誰も幸せにならない』結末が、妙な爽快感すらある……というのが非常にハイスミスらしい、のか? しかし、主人公の元妻に関してだけは、ある種の因果応報が成立しているという不思議。割と女性キャラクターに対する扱いがシビアな傾向があるが、本作の彼女に対しては...
何とも言えない読後感。 この、『誰も幸せにならない』結末が、妙な爽快感すらある……というのが非常にハイスミスらしい、のか? しかし、主人公の元妻に関してだけは、ある種の因果応報が成立しているという不思議。割と女性キャラクターに対する扱いがシビアな傾向があるが、本作の彼女に対してはシビアを通り越しているような……。
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