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旗本伝法 春陽文庫1873
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春陽堂書店/ |
発売年月日 | 1991/04/10 |
JAN | 9784394138013 |
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旗本伝法
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商品レビュー
2
1件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
誰も登録してなかったので、登録してみた。 多分もう絶版だし、あまりヒトの目に触れる機会のない作品だろうなぁ。 土師清二(清二が正解だけど登録画面清一になってるし)も過去の人、というより忘れられた人だよなぁ。 大衆文芸のヒドイところ(笑)が良く出てる作品。 ドタバタご都合主義の連続で、「えぇ~…」と声をあげることもしばしばだった。 こういうノリが好みなら楽しめると思う(実際読むのは結構苦じゃなかった)。 主人公の祖父江棟介が、乳母の娘(幼いときに売られて舞妓になってる)を救う資金にすべく、家宝の小柄を売るが、乳母はそれを苦に自害。 もう、この最初の展開で「えぇ~」ですよ。売ってから死なれても…みたいな。 で、棟介が代金を引き取りに行くと、留守の間に自宅が出火、慌てて家に向かう途中でせっかく受け取った代金(50両!)をそれと気づかずばらまいてしまい、家宝を売ったことは何の報いにもならいという…自業自得じゃん! 焼け跡から乳母と下男の死体が出て(乳母は火事の前に自害したんだけど)、妹が行方不明に。実は棟介の親友の1人が裏切って誘拐してる、っていうね。 乳母の娘が生き人形に仕立てられて、時の権力者田沼意次に献上されるところを、棟介が襲い、娘を奪おうとする。娘は棟介を知らないので、賊だと思って抵抗する(当然だわな)。敵方と揉み合いになり銃で(!)射たれた棟介、その様子を隠れて見ていた商人に助けられて、後家に介抱される…。 ああ、まだ物語は序の口だけど、のっけから展開が凄くて、まぁ読ませるといえば読ませるかな。 最初は乳母の娘を助けるって大義名分のもと動いてたのに、途中から棟介はただのチンピラみたいになって、だんだん同情できなくなる。 もうはしょるけど、最後も「えぇ~…」って感じで、期待を裏切らない(?)展開ですよ。
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