五人の探偵たち 光文社文庫

高木彬光【著】

• 内容紹介: 内容:幽霊の血.暗黒街の帝王.遺言書.殺人へのよろめき.復讐保険
• 販売会社／発売会社: 光文社/
• 発売年月日: 1991/04/20
• JAN: 9784334713188

商品レビュー

2022/03/21

高木彬光の短篇ミステリ作品集『五人の探偵たち』を読みました。
高木彬光の作品は、昨年11月に読んだ『刺青殺人事件』以来なので4か月振りですね。

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高木彬光の生み出した5人の名探偵、神津恭介、大前田英策、百谷泉一郎、近松茂道、そして、霧島三郎。
五人五様の推理の冴えを競う、文庫未収録作品3編を含む推理ファン必読の作品集。
―東大法医学教室の助教授・神津恭介のもとに奇怪な事件が持ち込まれた。
7年前に父親が失踪し、最近部屋に血の雨が降るという。
しかも血には血液型がなかった。(「幽霊の血」)。
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1989年（平成元年）に刊行された『幽霊の血―わが愛しき探偵たち』を改題・文庫化した作品で、高木彬光作品の名探偵5人衆（神津恭介、大前田英策、百谷泉一郎、近松茂道、霧島三郎）の傑作5篇が収録されているという、豪華競演の短篇集です。

　■幽霊の血
　■暗黒街の帝王
　■遺言書
　■殺人へのよろめき
　■復讐保険
　■解説　山前譲

法医学者・神津恭介モノで遺産相続を巡る事件を描いた『幽霊の血』がイチバン面白かったですね…　あとは、弁護士・百谷泉一郎が遺言書に残された僅かなミスから犯人を割り出す『遺言書』が面白く読めたかな、、、

インパクトが強いのはハードボイルドっぽい活躍を見せる『暗黒街の帝王』の私立探偵・大前田英策かな…　全体的には小粒で地味な作品が多かった印象です。