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ファインマンさん最後の冒険
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 1991/05/21 |
JAN | 9784000054041 |
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ファインマンさん最後の冒険
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商品レビュー
3
4件のお客様レビュー
最後の方で泣きそうになった。 ファインマンすごい。 固有名が多すぎる。 一つの事に対する執念深さということを感じる。 よく言えば、一つのことを成し遂げようとずっと頑張り続けていればいつかは成功する、ということだ。
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米国の物理学者リチャード・ファインマンとその友人らがソ連領の自治共和国チューバへの冒険を画策した顛末記。 本書は、ファインマンの友人の一人、高校教師のラルフ・レイトンの視点で綴られている。チューバ行きを模索する過程で、当時の米ソ関係とそれに対する彼らの感想が述べられて、冷戦下の雰...
米国の物理学者リチャード・ファインマンとその友人らがソ連領の自治共和国チューバへの冒険を画策した顛末記。 本書は、ファインマンの友人の一人、高校教師のラルフ・レイトンの視点で綴られている。チューバ行きを模索する過程で、当時の米ソ関係とそれに対する彼らの感想が述べられて、冷戦下の雰囲気を感じ取ることができる。
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著者のラルフ・レイトンにファインマンが「タンヌ・チューバはいったいぜんたいどうなっちまったんだ?」と聞くところから話は始まる。そんな所はないと思ったらファインマンが子供の頃切手集めをしており、チューバの切手を持っていた。地図で確かめると確かに有り首都はxyzylで母音が無い、そん...
著者のラルフ・レイトンにファインマンが「タンヌ・チューバはいったいぜんたいどうなっちまったんだ?」と聞くところから話は始まる。そんな所はないと思ったらファインマンが子供の頃切手集めをしており、チューバの切手を持っていた。地図で確かめると確かに有り首都はxyzylで母音が無い、そんな名前の所は絶対面白いに決まっている、さあ行くぞと盛り上がったのが1977年の夏である。 チューバはモンゴルとソ連の間の独立国であったが1944年にソ連に統合されていた、当時は米ソ冷戦の真っ只中で、外国人はソ連の旅行社が有る所しか行けない、そこを何とかしようと言うゲームが10年がかりで続く。題名とは違い本書の主人公は著者レイトンなのだがそれはファインマンと一緒に楽しもうと言う動機からなのでやはりこれもファインマンシリーズの最後を飾る本としては相応しい。 touva友の会を作り(実は今でもあり日本語サイトも有る)、調べ、手紙を書き、伝手をたどって徐々にチューバに近づく。問題はどうやってチューバに行く理由を見つけるかだが、スウェーデンでのソ連科学アカデミー主催のシルクロード展を見学しその関係者を巻き込んでアメリカにその展示会を行うことを思いつく。レイトン自身はただの高校教師だが、ファインマンの伝手もあり等々この企画を実現させてしまった。 チューバまであと一歩というところでなかなか招待状が下りず、78年以降4度のがん手術を経て88年2月15日ファインマンは世を去る、招待状が届いたのはその4日後だった。 ファインマンは本当にチューバに行きたがったが同様にその過程を楽しんでいたようで、TOUVAと言うナンバーのレイトンの車と一緒に写った写真を現地の新聞社に送ったところ記事になったという事を知らされ喜んでいる。 因みにチューバにはアジア中心の碑が有り、またフーメイ(モンゴルのホーミーと同じ)と言う特殊な唱法が有り龍馬伝のテーマソングに使われている。そりゃ面白い所なんだろう。
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