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いま社会主義を考える 資本主義の臨界点としての社会主義 三一新書1027
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いま社会主義を考える 資本主義の臨界点としての社会主義 三一新書1027

鷲田小彌太【著】

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いま社会主義を考える 資本主義の臨界点としての社会主義 三一新書1027

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三一書房/
発売年月日 1991/05/29
JAN 9784380910043

いま社会主義を考える

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2015/02/02

東欧の民主化や、ゴルバチョフが推し進めるペレストロイカなどの動向を踏まえて、どこに社会主義の問題があったのかを明らかにしています。 著者は、社会主義を資本主義「以後」の社会としたり、資本主義の「超越」と位置づけたりすることの問題を、詳しく論じています。むろんマルクスは、ソ連のよ...

東欧の民主化や、ゴルバチョフが推し進めるペレストロイカなどの動向を踏まえて、どこに社会主義の問題があったのかを明らかにしています。 著者は、社会主義を資本主義「以後」の社会としたり、資本主義の「超越」と位置づけたりすることの問題を、詳しく論じています。むろんマルクスは、ソ連のような独裁国家を理想と考えたわけではありません。しかし、社会主義の到来を歴史的必然と考えたり、民衆のための自由と平等の価値を実現することが社会主義の理念だと考えるマルクスの発想の中に、一党独裁を招く理由があったと著者は論じます。 その上で著者は、資本主義「以後」や資本主義の「超越」をめざすのではなく、あくまで資本主義に内在する立場を取りつつ、マルクスが描いた社会主義の発想は、資本主義の「臨界点」を示すものとして生かすことができるのではないかという考えが示されます。カント哲学の言葉を借りるならば、社会主義を社会の「構成原理」ではなく「統制原理」とみなそうというのが、本書の基本的なアイディアだと言えるように思います。 やや具体性に欠ける印象はありますが、このアイディアを追求していくとどのような考え方に行き着くことになるのか、興味を覚えました。

Posted by ブクログ

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