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コロボックル物語(5) 小さな国のつづきの話 講談社青い鳥文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1991/06/15 |
JAN | 9784061470385 |
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コロボックル物語(5)
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4.3
11件のお客様レビュー
「小さな神さま」 お守り様の姿とは。 気を抜いていた所を偶然見られてしまったのか、それとも意図して見せたのかどちらなのだろうか。 本当の事だという者は何を根拠に言っているか分からないが、友達なら言わないのでは。 「わたしはコロボックル」 近い内に隠れ家を。 トモダチとして見定め...
「小さな神さま」 お守り様の姿とは。 気を抜いていた所を偶然見られてしまったのか、それとも意図して見せたのかどちらなのだろうか。 本当の事だという者は何を根拠に言っているか分からないが、友達なら言わないのでは。 「わたしはコロボックル」 近い内に隠れ家を。 トモダチとして見定める時間は短い気がしたが、本能と子供たちの言葉を聞いて決めたのだろうか。 気付いて貰う方法は沢山あるが、余りにも直接的で痕跡を残すというやり方は危険では。 「みんなのトモダチ」 二種類に分けられ。 最低限の情報を共有するだけの者と、皆の事を合わせて色々と話をする相手を決めるのは大事だな。 本の内容を知っているから安全という訳では無いから、慎重になるのは重要な事だろう。 「めぐりあい」 旅先で出会った者。 気になったのはあるだろうが、あの様な初対面では敵意があるのではと勘違いされてしまいそうだ。 繋がりがあるからこその昇格なのだろうが、そうでなくとも近い内にしていそうだよな。 「思いがけないこと」 巡り巡って繋がる。 周りからは不思議な縁に見えるかもしれないが、知る者からすると必然的な出会いであるのかもな。 自分たちの暮らしとは全く異なる事が多いだろうが、受け入れ暮らすのは楽しいだろ。
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コロボックルの物語の「完結編」にあたります。 基本的には「せいたかさん」の周囲でおこるコロボックルとせいたかさん一家のあいだの出来事として始まったコロボックルの国の物語は、しだいに「トモダチ」となる人間の数を増やし、その規模を大きくさせることになりました。 「どのようにしてこの...
コロボックルの物語の「完結編」にあたります。 基本的には「せいたかさん」の周囲でおこるコロボックルとせいたかさん一家のあいだの出来事として始まったコロボックルの国の物語は、しだいに「トモダチ」となる人間の数を増やし、その規模を大きくさせることになりました。 「どのようにしてこの作品が世に出たのか」ということや作者と「せいたかさん」の関係など、これまでのシリーズを通して読者が疑問に思っていたこと、これからのコロボックルの過ごし方も含めて読者が気になるであろうことが明らかにされていますし、シリーズの最後として綺麗な終わり方をしている、といえると思います。 ただ、個人的には「世界観を広げすぎ」ているようにも感じましたし、もう少しひっそりと、「どこにあるかわからない」「あるかどうかもはっきりとはしない」という不思議な国であってほしかったと思いました。 子どもが読んで「自分にもコロボックルのトモダチができるかもしれない」と夢を膨らませることのできる作品だとは思うのですが、やはり「遠い世界」出会って欲しかったという想いが残ります。
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コロボックルシリーズ最終話です。 この話を描くにあたって作者は葛藤があったようで。 主人公は人間は松岡正子さん。コロボックルの主人公はスギノヒメ愛称ツクシンボのツクシ。コロボックルシリーズ初めての人間とコロボックル女同士の”ともだち”の話です。 正子さんが勤めているのは小さな海辺...
コロボックルシリーズ最終話です。 この話を描くにあたって作者は葛藤があったようで。 主人公は人間は松岡正子さん。コロボックルの主人公はスギノヒメ愛称ツクシンボのツクシ。コロボックルシリーズ初めての人間とコロボックル女同士の”ともだち”の話です。 正子さんが勤めているのは小さな海辺の図書館。 …そこで作者の葛藤。 コロボックルの話は現実のこの世界と同じものとしている、と言うことは図書館にはコロボックルシリーズの本があるはずではないか!するとコロボックルの国の話を知っている人間とコロボックルの出会いをどう描くべきだ?! というわけで最終話はいままでのコロボックルの話のつじつま合わせ…というか説明が多いです。 セイタカさんとその一家は今どうしているか、今まで出てきたコロボックルと友達になった人間たちはどうしているか、そして作者とコロボックルの関係は? 正子さんとツクシの友情はコロボックルの国の掟をまた少し変えていきます。 そしてコロボックルと同じように小さいチィサコ族たち。土地に定住するコロボックルたちとは違い、年の大半を旅暮らしそして冬だけ一族の土地に戻るすみれ色の髪の小人たち。 この物語を最終話としたのは、「コロボックルたちが人間に知らせるべきことはすべて知らせた」と言っているからとしています。 人間と、チィサコ族との新たな交流を迎えるコロボックルたち。 作者はこの現実の世界とコロボックルの世界を同じものとしています。 いままさにこの世界のどこかにコロボックルたちがいます。 そうして作者物語の幕を閉じました。
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