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司令官たち 湾岸戦争突入にいたる“決断"のプロセス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋/ |
発売年月日 | 1991/06/30 |
JAN | 9784163453903 |
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商品レビュー
5
3件のお客様レビュー
父ブッシュ政権下のパナマ侵攻と湾岸戦争をめぐるホワイトハウスとペンタゴンの軍事上の意思決定の過程を克明に描き出している。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1991年刊行。パパブッシュ政権が行った軍事介入、つまり、パナマ侵攻と湾岸戦争について、関係者(特に、コリン・パウエル統合参謀本部議長)からのインタビューを中心に、構成し、その政治的決定に至る内幕を明らかにしようとするもの。淡々とではあるが、詳細な事実が羅列されているので、生々しい息遣いは感じられる。が、批評・批判・評価の側面はほとんどなく、あくまでもアメリカの立場からのみの事実羅列になっているのは注意が必要。もっとも、皮肉な見方をすれば、本書はパウエルら陸軍の対外広報の一環とも読み解ける。 本書によれば、ベトナム戦争の教訓は、①十分な訓練を課しておくこと、②報道機関の操作、軍に有利に協力してもらうという点にあり、パナマでも湾岸戦争でも、この②への配慮が大きい。本書に陸軍等多数の軍関係者が協力しているであろうことは想像に難くなく、ならば、本書も報道機関の誘導作業の一環と見てもおかしくはないだろう。なお、軍派遣をめぐるサウジとアメリカとのやり取りは興味深い。
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「ハイテク戦争の舞台裏の、かくも人間臭い戦い」 本書はアメリカ最大の行政機構、ペンタゴン(国防総省)の機能について解説する意図で書かれたものですが、はからずもパナマ侵攻と湾岸戦争が勃発したため、結果的にはアメリカ軍の意思決定プロセスを実例に基づいて描いています。 ジョージ・ブ...
「ハイテク戦争の舞台裏の、かくも人間臭い戦い」 本書はアメリカ最大の行政機構、ペンタゴン(国防総省)の機能について解説する意図で書かれたものですが、はからずもパナマ侵攻と湾岸戦争が勃発したため、結果的にはアメリカ軍の意思決定プロセスを実例に基づいて描いています。 ジョージ・ブッシュ(現ブッシュ大統領の父)が大統領に当選してから、湾岸戦争開戦まで。 国防長官や統合参謀本部議長の人選、承認を巡る議会との攻防、政治家と制服組(軍人)との駆け引き、フィリピン・パナマ・湾岸での危機発生時の対応、作戦立案と実行までの指揮系統、その際に現れる当事者たちの人間臭い感情など。 ウォーターゲート事件でニクソン大統領を辞任に追い込んだジャーナリストが、現職の政治家や軍人たちにインタビューし、生の証言を引き出しています。 おそらくパウエル統合参謀本部議長が最大の情報源でしょうね。 現ブッシュ政権の要職に就いている人たちが、この当時は1ランクか2ランク下のポストにいるのが判ります。 国務長官・国防長官・大統領首席補佐官・国家安全保障担当大統領補佐官・軍備管理国際安全保障担当国務次官・国際安全保障担当国防次官補・統合参謀本部議長・上院軍事委員長・大統領法律顧問など、長ったらしい肩書きが頻出するので混乱しないようにご注意をw ニン、トン♪
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