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幻想絵画館
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1991/09/30 |
JAN | 9784163629209 |
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幻想絵画館
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
Wikipediaで桂子さんシリーズと題されている作品集のうち、第三作品目。四作品目を手に取る前に、桂子さんの物語の方を読まねばならない笑 また家系図が少し更新され、俊・ゑり子(後妻)の子が慧君ということで、いとこの舞さんには慧君より数か月先に生まれた翔君という弟がいる。ゑり子さんは慧くんにとっての藤壺であり、美弥子さんという年上のフルートの先生が六条御息所、夕顔のようなゆふ子、そして絶世の美少女にして最後には別の世界に移動した華世さん…と選り取り見取りの百花繚乱の体。そんな慧君の、20の絵画を巡る20の神秘の世界。 短編に入る前に掲題の絵がカラーで挿絵されているのだが、それを眺めてみても、どういう化学変化でこの短編になっているのか皆目見当がつかない笑。 好きだったのはまず「サントロペ湾」。 …遺体はまだ見つかりません。明け方、Qは夢を見ました。彼のノウ(脳)が融けてノウ(膿)になり、ウミ(膿)はそのまま黄色いウミ(海)にあるのです。海も空も狂気の色です。彼はその中に入つて溶けてしまつたのだと思ひます。… 「穹」 …それは夜の鳥のやうに飛んでくる。その黒い翼の動きを見ながら、慧君は眠りに落ちてしまふ。鳥は温かい体温を伝へながら慧君に蔽ひかぶさつて、その金色の目を慧君に重ね、漆黒の長い嘴を慧君の喉の奥深く差しこむ。そして慧君は女のやうに犯されるのである。… 正直ここの文章は性的な意味で久しぶりにテンションが上がった。女をやわらかくするのが大得意の美少年が、なすがままにされ犯されるというイメージ、自分で作り上げたイメージを自分の手で破壊する快感。ストレートにテンション上がると思わなかったですが、私もまだまだ通常の人間のやうだ(?)
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1991年。初読だな。 古今の名画からの物語。本がでかい。厚いんじゃなくて、サイズがでかい。物語の前に絵があるから。 主人公は慧くん。入江さんの孫。従妹は舞さん。舞さんの弟は翔くんで、翔くんとつるんでる話が多い。 ネットワーク駆使して、いろんなソサエティを開催している。まーナンパなんだがw 10代らしい好奇心と性欲、行動力、そして入江さんの家系。最強だね。 舞さんは、慧くんより結婚を選ぶ。 てか、作家の造詣の深さには驚く。古今東西の絵画もご存じなのね。
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インターネットの主、彗くんが主人公の短編集です。 毎回1枚の絵画があって、それをお題にお話があります。 彗くんと桂子さんが初対面の場面もあり、個人的に嬉しかったです。 桂子さんは「愛人」ですが。 倉橋さんの作品を読んでいていつも思うのですが、漢詩や漢文についての造詣が深くて勉強に...
インターネットの主、彗くんが主人公の短編集です。 毎回1枚の絵画があって、それをお題にお話があります。 彗くんと桂子さんが初対面の場面もあり、個人的に嬉しかったです。 桂子さんは「愛人」ですが。 倉橋さんの作品を読んでいていつも思うのですが、漢詩や漢文についての造詣が深くて勉強になるなぁ。。。
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