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二十一世紀の人類像 民族問題をかんがえる 講談社学術文庫
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二十一世紀の人類像 民族問題をかんがえる 講談社学術文庫

梅棹忠夫【著】

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二十一世紀の人類像 民族問題をかんがえる 講談社学術文庫

定価 ¥811

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 1991/09/10
JAN 9784061589865

二十一世紀の人類像

¥440

商品レビュー

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2024/03/07

世界各地で紛争や戦争が続いている。これまでは国や宗教の間の対立として語られ、理解されることが多かったと思うが、知の巨人とも呼ばれた梅棹氏はその根底に民族間の対立があると指摘している。本書が出版されたのは1988年であるが、21世紀にかけて民族問題は深刻化していくことを予想し、実際...

世界各地で紛争や戦争が続いている。これまでは国や宗教の間の対立として語られ、理解されることが多かったと思うが、知の巨人とも呼ばれた梅棹氏はその根底に民族間の対立があると指摘している。本書が出版されたのは1988年であるが、21世紀にかけて民族問題は深刻化していくことを予想し、実際に現実の問題となっている。そんな梅棹氏でもこの問題を解決する処方箋を見出してはいないという。凡人にはまず民族の違いを理解し、互いの価値観を尊重することぐらいしか思いつかないが、対立していた時間と同じくらいの時間がかかりそうだ。

Posted by ブクログ

2014/10/08

用事で奈良にでかけたとき古本屋でみつけた。この本をよむまえとよんだあとでは自分自身がおおきくかわったと感じる。1985年ころにおこなわれた講演会を中心にまとめられている。けれども、9.11をおもわせる記述がいたるところに散見される。国民と民族と人種とは政治と文化・言語と遺伝子に対...

用事で奈良にでかけたとき古本屋でみつけた。この本をよむまえとよんだあとでは自分自身がおおきくかわったと感じる。1985年ころにおこなわれた講演会を中心にまとめられている。けれども、9.11をおもわせる記述がいたるところに散見される。国民と民族と人種とは政治と文化・言語と遺伝子に対応するということが何度もかたられている。世界をみわたせばひとつの国のなかに複数の民族がすんでいるのは当然のことであるけれど、日本人にはまったく想像がおよばない。アメリカは民族のるつぼといわれるが、結局は民族のサラダボウルでしかない。二十一世紀になれば民族問題は解決されるのか。梅棹先生は、もっと問題はおおきくなるだろうとかんがえていた。それぞれの民族は教育もすすみ、それぞれが自己主張をしだす。けっしてあいいれることはない。我々はその問題解決方法をまだみいだしていない、という。そのころから30年ちかくがすぎた。はたして現在はどういう状況なのか。わたしの知識不足はもちろんあるが、民族問題が解決の方向にむかっているとはとてもおもえない。このネット社会でなにかがかわるのだろうか。

Posted by ブクログ