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血の日本史
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血の日本史

安部龍太郎(著者)

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血の日本史

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1990/12/15
JAN 9784103788010

血の日本史

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2011/11/04

「大和に異議あり」を収録。 雄略21年、雄略天皇は自ら4万の兵を率い、百済に侵攻した高句麗の軍を討った。 その兵の中に、まだ17歳の磐井がいた。 それから50年…磐井は自分の陵墓に、衙頭と呼ばれる一画を設け、亡き天皇の面影を写した石人を安置していた。彼にとっての「大王」とは、...

「大和に異議あり」を収録。 雄略21年、雄略天皇は自ら4万の兵を率い、百済に侵攻した高句麗の軍を討った。 その兵の中に、まだ17歳の磐井がいた。 それから50年…磐井は自分の陵墓に、衙頭と呼ばれる一画を設け、亡き天皇の面影を写した石人を安置していた。彼にとっての「大王」とは、ただ一人、敬愛する雄略天皇だけだった。 石人の前にぬかずき、磐井は涙をながす。「大和は理不尽です」…そう、雄略天皇の皇統でもない人間を、決して天皇と認めてなるものか。大伴金村が迎えた、あの傀儡の王など。 任那を侵した新羅を討つため、近江毛野を将とする軍が派遣されるという。使者は磐井に、その先鋒を命じる。 もちろんそれは茶番だった。任那はもとから磐井の勢力範囲。引き受ければ留守中に筑紫を攻め取る、拒めば討伐の大義が立つ。金村らしい狡猾な手… 大和に異議あり。齢70にならんとする磐井の誇りをかけた戦いが始まった。

Posted by ブクログ

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