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生き残った帝国ビザンティン 講談社現代新書1032
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生き残った帝国ビザンティン 講談社現代新書1032

井上浩一(著者)

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生き残った帝国ビザンティン 講談社現代新書1032

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1990/12/20
JAN 9784061490321

生き残った帝国ビザンティン

¥605

商品レビュー

4.1

8件のお客様レビュー

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2024/08/14

ビザンチン帝国の首都イスタンブール訪問時に読んだ。 もう一冊持っていって読んだのが塩野「コンスタンティノープル陥落」だった。 塩野の「歴史エッセイ」の方が圧倒的に感銘を受けた。 それに比べると、本書は知識を得るだけの本。 歴史的名所を辿るときに、その場所に関する本を持っていくこ...

ビザンチン帝国の首都イスタンブール訪問時に読んだ。 もう一冊持っていって読んだのが塩野「コンスタンティノープル陥落」だった。 塩野の「歴史エッセイ」の方が圧倒的に感銘を受けた。 それに比べると、本書は知識を得るだけの本。 歴史的名所を辿るときに、その場所に関する本を持っていくことの素晴らしさを思い知った。 オスマン•トルコの若き皇帝マホメッド二世に自分を仮託して、イスタンブールを眺めることができた。

Posted by ブクログ

2020/01/18

ビザンティン帝国の虜となるきっかけになった本。ビザンティン(東ローマ)帝国の通史で、主要な皇帝の時代を興味深いエピソードとともに描いている。「ローマ」としての意識を持ち続けながら時代に応じて巧みに変化し「生き残った」帝国の一千年の姿を魅力的に浮かび上がらせる良書。西欧中心的な西欧...

ビザンティン帝国の虜となるきっかけになった本。ビザンティン(東ローマ)帝国の通史で、主要な皇帝の時代を興味深いエピソードとともに描いている。「ローマ」としての意識を持ち続けながら時代に応じて巧みに変化し「生き残った」帝国の一千年の姿を魅力的に浮かび上がらせる良書。西欧中心的な西欧の役にたった存在としてのビザンティンではなく、主体的な存在としてのビザンティンを描き出す。2008年に講談社学術文庫から再版されている。その魅力的なビザンティン帝国の描き方で、今後も多くの人々を新たにビザンティンの虜にしていくことだろう。

Posted by ブクログ

2016/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1990年刊。著者は大阪市立大学文学部助教授。  イスラム圏からの防波堤、古代ギリシャ・ローマ文化の保管庫。あるいはバルカン半島住民の教化役・教師役と目されてきたビザンティン帝国。  が、これは西洋から見たビザンティン史観でしかない。  著者は、アラブ/トルコ・イスラムやイタリア都市国家・十字軍等の挑戦を受け続けながら、また文明の十字路というべき小アジアを基底としつつも千年余り続いた当該帝国の栄枯盛衰を、帝国内部からの視点・代表的人物の評伝という手法で解説する。    いずれは読みたいと積んでいるギボン著「ローマ帝国衰亡史」。その前座として読みだしたが、なかなか興味深い一国史である。  教科書等で細かく言及されたとの記憶はないビザンティン定刻の通史的な書籍であるが、その内実を見ると、千年紀においては幾度も存亡の危機を迎え、その情勢に即して制度や支配層を変え、脱皮していく。  一見するとローマという錦の御旗、統一かつ一貫した帝国のように見える国家に隠された内実とは、革命的な変遷過程ということなのだ。  また、皇帝職といえば、血縁的世襲を想起させるが、ビザンティンはこれと違い、事実上非世襲(実力主義)であったということと併せ、印象的な一書である。

Posted by ブクログ

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