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生き残った帝国ビザンティン 講談社現代新書1032
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生き残った帝国ビザンティン 講談社現代新書1032

井上浩一(著者)

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生き残った帝国ビザンティン 講談社現代新書1032

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 1990/12/20
JAN 9784061490321

生き残った帝国ビザンティン

¥605

商品レビュー

4.1

9件のお客様レビュー

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2025/10/13

存在自体はみんな知ってる東ローマ帝国(ビザンティン帝国)ですが、知ってる内容がユスティニアヌス(527~565)、(すんごい間)、第4回十字軍(1204)、滅亡(1453)のような状態だったので、前から勉強したいと思っていました。 あとは、佐藤二葉『アンナ・コムネナ』という漫画に...

存在自体はみんな知ってる東ローマ帝国(ビザンティン帝国)ですが、知ってる内容がユスティニアヌス(527~565)、(すんごい間)、第4回十字軍(1204)、滅亡(1453)のような状態だったので、前から勉強したいと思っていました。 あとは、佐藤二葉『アンナ・コムネナ』という漫画について、背景知識を得ておきたかったのもありました。 特に本書の前半部分ですが、帝政ローマからビザンティン帝国にかけて、連続している部分と変質した部分とを切り出しているのは面白かったです。 例えば、皇帝の地位が、帝政ローマでは「市民の第一人者」だったのが、東ローマ帝国では専制君主になっていたり。 あるいは、トラキア出身のラテン語母語話者のユスティニアヌスの名前はラテン語読み(-us)なのに、ヘラクレイオス(610~641)からはギリシア語読みになったり。 その中でも印象に残っているのは「パンとサーカス」の終焉を扱った箇所です。 「ギリシアでは、戦士たちがみずから楽しむスポーツという性格が強かった競馬は、ローマでは見せ物として人気を得た。」(p.81) 「新しい都コンスタンティノープルでも「パンとサーカス」の制度は受け継がれた。剣闘士競技はほとんど行われなくなったが、その分競馬場が多くの市民を集めていた。競馬場の収容人数は約5万人、年間開催日数は100日を超え、1日に数十レースも行われたという。」(p.82) ビザンティン帝国は戦車競走なので現代競馬と比較はできないのですが、レース数だけ見ても日本中央競馬は年間約52週×週末2日×12レース×2or3会場なので、いい勝負です。 収容人数5万人についても、国立競技場が6.8万人なのに比べれば、やはり現代レベル(アイネスフウジンの日本ダービーの東京競馬場の来場者数19万6517人は、会場の構造が違うので置いておくとして) 「競馬場は政治の舞台でもあった。…競馬場は5世紀以降皇帝即位式の式場であったが、それだけではなく、競馬場は市民と皇帝が日常的にも接するところであった。」(p.84) しかし、市民の暴動が起きます。ユスティニアヌスの皇帝位さえ危うくなります。 そこで、将軍ベリサリウスは、競馬場に集まっている市民を攻撃します。(p.91) 「コンスタンティノープルの戦車競走は、7世紀を境にその性格を一変させている。開催日数が激減し、1日のレース数もわずかとなった。…競馬は市民大衆の娯楽から、国家の儀式へと性格を変えたのである。」(p.127) 帝政ローマの「パンとサーカス」のようなものは現代日本にもあって、当然のように享受してしまいがちです。(私も御飯や競馬は大好きです。) でもそれは維持する努力あってのことで、社会が変わればビザンティン帝国のように失われてしまうかもしれないんですよね。

Posted by ブクログ

2024/08/14

ビザンチン帝国の首都イスタンブール訪問時に読んだ。 もう一冊持っていって読んだのが塩野「コンスタンティノープル陥落」だった。 塩野の「歴史エッセイ」の方が圧倒的に感銘を受けた。 それに比べると、本書は知識を得るだけの本。 歴史的名所を辿るときに、その場所に関する本を持っていくこ...

ビザンチン帝国の首都イスタンブール訪問時に読んだ。 もう一冊持っていって読んだのが塩野「コンスタンティノープル陥落」だった。 塩野の「歴史エッセイ」の方が圧倒的に感銘を受けた。 それに比べると、本書は知識を得るだけの本。 歴史的名所を辿るときに、その場所に関する本を持っていくことの素晴らしさを思い知った。 オスマン•トルコの若き皇帝マホメッド二世に自分を仮託して、イスタンブールを眺めることができた。

Posted by ブクログ

2020/01/18

ビザンティン帝国の虜となるきっかけになった本。ビザンティン(東ローマ)帝国の通史で、主要な皇帝の時代を興味深いエピソードとともに描いている。「ローマ」としての意識を持ち続けながら時代に応じて巧みに変化し「生き残った」帝国の一千年の姿を魅力的に浮かび上がらせる良書。西欧中心的な西欧...

ビザンティン帝国の虜となるきっかけになった本。ビザンティン(東ローマ)帝国の通史で、主要な皇帝の時代を興味深いエピソードとともに描いている。「ローマ」としての意識を持ち続けながら時代に応じて巧みに変化し「生き残った」帝国の一千年の姿を魅力的に浮かび上がらせる良書。西欧中心的な西欧の役にたった存在としてのビザンティンではなく、主体的な存在としてのビザンティンを描き出す。2008年に講談社学術文庫から再版されている。その魅力的なビザンティン帝国の描き方で、今後も多くの人々を新たにビザンティンの虜にしていくことだろう。

Posted by ブクログ

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