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柳田國男全集(19) 蝸牛考・西は何方・毎日の言葉 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | 内容:蝸牛考.西は何方.毎日の言葉 |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1990/07/31 |
JAN | 9784480024190 |
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柳田國男全集(19)
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柳田国男とハイデガー ハイデガー「存在と時間」の新訳が岩波から出ていたので読んでみてかなり面白かった。その中に「気配り」と言うものが出てくる。柳田国男を読むと柳田が「気配り」というものであることが理解できる。では「気配り」とは何であるか。柳田は帰納法の人である。帰納法とは悟性...
柳田国男とハイデガー ハイデガー「存在と時間」の新訳が岩波から出ていたので読んでみてかなり面白かった。その中に「気配り」と言うものが出てくる。柳田国男を読むと柳田が「気配り」というものであることが理解できる。では「気配り」とは何であるか。柳田は帰納法の人である。帰納法とは悟性の能力を高めることにより世界を見て取る姿勢である。それは反省でありソクラテスの言う「汝自身に配慮する」ことである。反省により自己・世界・学問は改善される。それは反省に依り自分を含む世界に配慮することにより改善を目指す姿勢である。それこそハイデガーの言う「気配り」である。柳田国男は民俗学で行ったものの核心はそういった「気配り」であり自分を含む世界の改善である。そういったものは帰納法であり自己・世界・学問の改善でありそれは自分を含む世界の改善への姿勢である。 柳田とハイデガーがこのようにつながるとは思っていなかった。なかなか面白い。今まで読んできた本もこういった視点で読み直してみたくなった。
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