やっぱりミステリーが好き

雨の会(編者)

• 内容紹介: 内容:書かれなかった手紙 井上夢人著. ベル 大沢在昌著. 殺人計画 折原一著. ウイニングショット 坂本光一著. ゆきどまり 高橋克彦著. 女に向いてる職業 新津きよみ著. 名探偵退場 東野圭吾著. 虎徹という名の剣 森雅裕著. 消えた輝き 矢島誠著
• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 1990/06/20
• JAN: 9784103759027

商品レビュー

2018/06/07

雨の会。1作目は図書館に無く。。

推理しながら読むのではなく、（読みきれず）
感情面を重視してしまうのでアミの会の方が読みやすかな、と思ったけれど
意外に謎解きトリック、という感じではなかった。
登場人物目線が警察ではなかったからかもしれないが。

書かれなかった手紙 井上 夢人
→すっかり騙されました。。。人間、やりすぎるとぼろがでる。。

ベル 大沢 在昌
→ハードボイルド。。。暗号のからくりはナルホド、単純だけどヒントなしには解けない、これは使える。。

殺人計画 折原 一
→奥さんとの馴れ初めもフィクションだったのだろうか？？まさかのオチ。現代落語みたい。

ウイニングショット 坂本 光一
→火サスにありそうな。。イチローと古畑のドラマを思い出した。

ゆきどまり 高橋 克彦
→まさかのミステリィの方。

女に向いてる職業 新津 きよみ
→上司の事務員への辛辣な感情が記憶に残る。。見下してるからこそ、優しいのか。。

名探偵退場 東野 圭吾
→こういった作風もあるのかと驚いた。

虎徹という名の剣 　森 雅裕　
→ゲームで刀剣がブームだけれど終戦後の刀狩については知らなかった。。海外の大学に浮世絵も沢山所蔵されているというし、こういった面からいくと日本は敗戦国なのだなぁ、と。

消えた輝き 矢島 誠
→女性関係が絡む作品、というか必ず女性が絡むなぁ。。と思っていたがラストを飾る短編で、その方面が真っ向からくる作品。
バレなければいいって事でもないと思うが。。。

2014/09/06

このところハードな毎日となり、
ゆっくりと読書をする時間がありませんでした。
でもそんな時には、
隙間時間でさらりと読める短編集がおすすめ。
というわけで、ミステリー系の短編集の本書を手に取りました。

井上夢人　　大沢在昌　　折原一　　坂本光一　　高橋克彦
新津きよみ　　東野圭吾　　森雅裕　　矢島誠　　以上９名

本書は「雨の会」がお届けする第２集ということですが、
このメンバーの顔触れは、かなり本格派傾向の書き手が多いようです。
江戸川乱歩賞やサントリーミステリー大賞などの
新人賞受賞者、または候補になってデビューしたという
実力派のメンバーだといいます。

個性豊かなメンバーたちがそれぞれの持ち味を活かした
自慢作品の集結です。
どの作品も面白く読め、短時間で頭はすっきり。
十分、ミステリーな気分を味わえる短編集でした。

最後に書かれている大沢氏の「あとがき」にもご注目を！
大沢さんらしいラストのひとことが強烈でした。
ミステリーの大御所、大沢の旦那、効きましたぜ・・・。

2010/07/01

イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387155205.html)
(収録作品)ベル(大沢在昌)/消えた輝き(矢島誠)/殺人計画(折原一)/ウイニングショット(坂本光一)/ゆきどまり(高橋克彦)/女に向いている職業(新津きよみ)/名探偵登場(東野圭吾)/虎徹という名の剣(森雅裕)/書かれなかった手紙(井上夢人)