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静かな生活
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1990/10/25 |
JAN | 9784062050791 |
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静かな生活
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商品レビュー
4.2
8件のお客様レビュー
自閉的だと思った。だが、自慰的ではない。むしろこの作品集において著者は静かに、だが確実に自らを解体していく。著者の娘が書いた私小説のスタイルを通して綴られる著者の日常は、そのまま「静かな生活」を夢見ながらその「生活」の中でさまざまな困難にぶつかり、だが確実に成長を遂げていく。時に...
自閉的だと思った。だが、自慰的ではない。むしろこの作品集において著者は静かに、だが確実に自らを解体していく。著者の娘が書いた私小説のスタイルを通して綴られる著者の日常は、そのまま「静かな生活」を夢見ながらその「生活」の中でさまざまな困難にぶつかり、だが確実に成長を遂げていく。時にタルコフスキー『ストーカー』を論じたりしつつ、彼らは日常の中に神をも引き合いに出す壮大な会話を展開させ、日々の中に崇高なものを幻視する。この幻視者としての資質は明らかに大江健三郎が備えていた体質であり、奇妙で面白い私小説として在る
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十数年ぶりに再読。最初の章の「静かな生活」と最後の章の「家としての日記」の中のワンシーンが強烈に印象に残っていて、いつかは再読したいと思いつつ今日に至った。ひとつの家族があるピンチを機に、お互いを支え合いながら日常のさまざまな課題を乗り越えて行く様子が娘のマーちゃんの目を通して描...
十数年ぶりに再読。最初の章の「静かな生活」と最後の章の「家としての日記」の中のワンシーンが強烈に印象に残っていて、いつかは再読したいと思いつつ今日に至った。ひとつの家族があるピンチを機に、お互いを支え合いながら日常のさまざまな課題を乗り越えて行く様子が娘のマーちゃんの目を通して描かれている。前回読んだ時よりもずっとこの小説が好きになった。
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何度も何度も読み返して、苦しい時助けられた本です。 知的障害を持つ兄と暮らす妹の視点から書かれた小説です。 父親の精神的な「ピンチ」をきっかけに始まる小説は、家族がさまざまな「ピンチ」を、周囲の人に支えられつつ乗り越えて行く様子が描写されます。 作中たくさんの他の小説が引用...
何度も何度も読み返して、苦しい時助けられた本です。 知的障害を持つ兄と暮らす妹の視点から書かれた小説です。 父親の精神的な「ピンチ」をきっかけに始まる小説は、家族がさまざまな「ピンチ」を、周囲の人に支えられつつ乗り越えて行く様子が描写されます。 作中たくさんの他の小説が引用されており、その部分も印象的です。 家族とは、死後の世界とは、祈りとは、小説とは、小説を読むこととは、など、たくさんのことを考えさせられます。
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