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ここがホームシック・レストラン
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1990/06/25 |
JAN | 9784163118604 |
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ここがホームシック・レストラン
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アン・タイラーは、映像化には向かないほど平凡な生活を生きている人たちを主役にします。だから、海外の生活をのぞいてみたい人間にはもってこいの小説です。 暴言、暴力の濫用。どう見ても毒親の母パールなのに、子供たちの根は『母が好き』という想いで切っても切れない親子関係を続けていま...
アン・タイラーは、映像化には向かないほど平凡な生活を生きている人たちを主役にします。だから、海外の生活をのぞいてみたい人間にはもってこいの小説です。 暴言、暴力の濫用。どう見ても毒親の母パールなのに、子供たちの根は『母が好き』という想いで切っても切れない親子関係を続けています。どうしようも無い母親だと分かっているのに、そこらの仲のいい家族よりも頻繁に会い食事をし、電話をかけ、母が衰えれば手添えをする。母親のことを切り捨てられない子供たち。 これぞ腐れ縁。唯一感情移入できなかった場面といえば、パールと子供たちを捨てた父親を放っておかなかったこと。 何十年振りに会って、変わらぬ態度で受け入れてもらえると思っている図々しさ。子供から冷たい言葉を投げかけられ、自分は傷ついたという顔。そして、ちょっと言い過ぎたと後悔して探そうとする子供たち…。 「奥さんと子供を捨てたくせに」とただひたすら父親に憤りを感じました。きっと現実にもこんな話はごまんと転がっているでしょうね。 アン・タイラーをより好きになった作品でした。
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