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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1990/05/20 |
JAN | 9784103631026 |
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
「人はどうして少女のままで生きていけないのだろう。 人はどうして大人になり、つらい苦役を背負わされるのだろう。」 子供の頃から本が好きだった万亀は、静かな倉の二階で『赤い鳥』を読む時間を大切にしていた。 猿まわしのことを書いた綴方が『赤い鳥』に載った時の喜びと誇らしさ、小説家に...
「人はどうして少女のままで生きていけないのだろう。 人はどうして大人になり、つらい苦役を背負わされるのだろう。」 子供の頃から本が好きだった万亀は、静かな倉の二階で『赤い鳥』を読む時間を大切にしていた。 猿まわしのことを書いた綴方が『赤い鳥』に載った時の喜びと誇らしさ、小説家になるの?という言葉に弾んだ気持ちが伝わってくる。 万亀が本を読む場面がとても好きだ。 彼女の心を満たす幸福感が私にも伝染するかのよう。 でも、万亀の身辺はめまぐるしく変わっていき、万亀のささやかな幸せすら奪っていく。 とても辛くて辛くて、何よりも幼い我が子を抱えたことで本を忘れてしまったかのように生きる万亀が悲しかった。 もちろん我が子の命の重さと比較出来るわけもないけれど、その苦しみの時に傍らに本があれば、彼女はあんなにも苦しまずに済んだのではないかと思ってしまう。 最後、もう一度本を手に取る姿にとても感動した。 少女のまま生きられることが幸せであるのかは分からない。 大人になることでしか出来ないこともたくさんあると思う。 ただ、母の老いを感じること、夫への愛を疑うこと、我が子と自分を生かすために他の人より多くの食べ物を得ようとすること。 そのどれもが少女の時には意識することのない苦しみで、今から私が直面するかもしれない未来だ。 この本を薦めてくれた先輩が言っていた「私もこうなるのかと思いながら読んだ」という言葉の意味が分かった。
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本が読める、それが幸せだと気づく。作者の母がモデル(らしい)。ここからイケメン好きが始まったのか(笑)
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