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おばちゃまは東欧スパイ 集英社文庫ミセス・ポリファックス・シリーズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 1990/04/14 |
| JAN | 9784087601794 |
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おばちゃまは東欧スパイ
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おばちゃまは東欧スパイ
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
飛び入りスパイの次に読んだおばちゃま氏リーズ。90年代の翻訳で、日本語が丁寧。言葉遣いもきれいで気分よく読める本。 小洒落てエレガントなおばちゃまスパイが周りを巻き込んで解決していくミステリー最初より面白くなっていく感じです。一気読みしてすべて読んだとき喪失感に苛まれるタイプのシ...
飛び入りスパイの次に読んだおばちゃま氏リーズ。90年代の翻訳で、日本語が丁寧。言葉遣いもきれいで気分よく読める本。 小洒落てエレガントなおばちゃまスパイが周りを巻き込んで解決していくミステリー最初より面白くなっていく感じです。一気読みしてすべて読んだとき喪失感に苛まれるタイプのシリーズ。読まれる方覚悟を持ってどうぞ。
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既刊シリーズものに挑むときは、なるべくネットで「読む順」を調べてから読むようにしています。いろいろな大人の事情でずれていたり意図があってちぐはぐにさせていたりすることがあるので。できれば違和感なく気持ちよく楽しみたい。(今作はまさにそれでした) さて、おばちゃま。 今回はブルガ...
既刊シリーズものに挑むときは、なるべくネットで「読む順」を調べてから読むようにしています。いろいろな大人の事情でずれていたり意図があってちぐはぐにさせていたりすることがあるので。できれば違和感なく気持ちよく楽しみたい。(今作はまさにそれでした) さて、おばちゃま。 今回はブルガリアに飛びました。 ヨーグルトか薔薇か、なイメージしか無かったので、またまたGoogle MAP様様でイメージを膨らませて。 . . . 『でも、旅行って、そんなものなのかもしれない。偶然がいろいろ重なって、動機がちっともわからないまま、つづけてしまう。結果がどうなるかなんて、まったくわからないものですもの。』(p.45) 『いままでに引き受けた仕事は、終ってみると、なにかしら彼女を変化させていたからだった。いままた彼女は、友達や、ミセス・ポリファックスというアイデンティティーや、子供、持っているもろもろのものすべてをあとにして、新しい冒険の旅に出るのだ。けっこうな年齢であるにもかかわらず、である。 でも、とミセス・ポリファックスは考える。この年齢だからこそ、人生を蓄えるのではなく、使うほうがいいのよ。満足なんて、幻想にすぎないわ。世界を変えることはできなくっても、自分を変えることはだれにでもできますからね。』(p.46) 私の友人にミセス・ポリファックスと同年代の女性がいるのですが、SNSで近況を見かけるたびに何処かに居る。それがただのチャラチャラした観光ではなく、留学だったり研究だったり。だからってそれがお堅く職業(食い扶持)としてですっ、というほどでもない(はず)のに、とにかく海外を飛び回っている。しかし、ある特定の目的があるため地域は限られているから………はて?彼女は、まさか、スパイ活動をしてるのか?? という冗談はさておき。 この友人のアクティブさと上記引用のミセス・ポリファックスのセリフを読んでしまうと「こうしちゃいられん」とウズウズして旅に出たくなる。 そこに行けば何かが変わる!…かもしれない、行かなきゃ分からない!!という好奇心と向上心から溢れ出るエネルギーは見る人を魅了する。
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どんな人気シリーズでも、三作目にもなるとさすがにマンネリ化し出す。『ロボコップ』を見てその面白さにハマり、『ロボコップ2』を見てマーフィーがバラバラにされたシーンだけ良かったなと思い、『ロボコップ3』で完全に飽きるのと同じように、大抵の連作物は回を重ねるごとにつまらなくなっていく...
どんな人気シリーズでも、三作目にもなるとさすがにマンネリ化し出す。『ロボコップ』を見てその面白さにハマり、『ロボコップ2』を見てマーフィーがバラバラにされたシーンだけ良かったなと思い、『ロボコップ3』で完全に飽きるのと同じように、大抵の連作物は回を重ねるごとにつまらなくなっていくのが普通だ。しかしおばちゃまシリーズは飽きない。三作目でまだ面白い。まだまだスリルと笑いに満ち溢れている。ドロシーギルマンという作家の手数の多さは本当に底がしれない。これだけの実力者、おばちゃまを主人公にしなくても確実に人気作家になれたはずだ。ミセス・ポリファックスを主人公にしてくれて本当にありがとう、ドロシーギルマン...。 アルバニアからはたくさんの笑いを、トルコからは挫折と友情を届けてくれたミセスポリファックスが今回向かったのは、前作でも触れられていたブルガリア。今までとはうってかわって謎が謎を呼ぶ展開が続く旅先から、彼女は今回「ドス黒い悪」を読者にお届けしてくれる。 これまでの黒幕達もなかなか酷いものであったが、国家存亡の危機を感じた上での行動という面もあったので、自衛目的と(千歩譲って)言えなくもなかったが、今作の黒幕は完全に利己的な目的によって動いており、そのために若者を焚き付けて駒のように扱うことや、命を弄ぶことに一切の躊躇を感じていないところが本当に恐ろしい。レイモンドチャンドラーの小説のように序盤からいくつもいくつも謎が重ねられていくなかで構築されていく迷宮的な恐怖と、影で暗躍する者達の非人間性が作り出す恐怖の二重奏によって進行する本作は、過去二作品と比べるとかなり異質に感じられるだろう。しかし思い出して欲しい、どんな悪者だろうと、おばちゃまが相手ならば話は別だ。その天真爛漫で世間知らずな性格と、正義を何よりも信奉する心は、目の前に立ちはだかる全ての悪を打ち壊す。諜報員に定められているであろうルールごと、ではあるが。 しかし今までの経験からカーステアーズも懲りてるだろうに、今回もおばちゃまを起用してしまうとは...。案の定ミセスポリファックスは開始数ページで厄介ごとに首を突っ込み、税関を出た瞬間から秘密警察によってマークされるという最悪のスタートとなった。それでも仕事を依頼してしまうあたり、カーステアーズは1お願いすると-50にしてから100にして返してくる彼女の能力と人柄に完全に惚れ込んでしまっているのだなぁと思う。ビショップが指摘している通りだ。 今作を読むと、なぜ彼女が素人なのにここまでの成果をあげられるのかがわかると思う。おばちゃま自身、空手チョップができたり、機転がきく上に度胸があるので素質が高いことは間違いないのだが、まるっきり訓練を受けていない人間がこれほどの成果をあげるのは無理だ。フィクションだからそんなに考えるなど必要ないのでは、と思う人もいるかもしれないが、それでは味気ない。ありえないことを真剣に考察するのが面白いのである。そのありえないことを考察しているうちに、フィクションとしてのおばちゃまを通して「魅力的な人間」の姿が見えてくる。どんな人間が愛されるのか、どんな人間が成功するのか、どんな人間が、大きな仕事をして歴史を塗り替えるのか、こういった自己啓発本に安っぽい言葉で書かれているような事柄が浮かび上がってくるのだ。 薄っぺらい言葉ではなく、「重厚な真理」として。 と、深読みしすぎな感想を述べたところでレビューを終えたいと思う。これから読む人は、こんなわけわからないことは考えず、頭の中をすっからかんにして純粋に楽しんで欲しい。おばちゃまシリーズが面白くないことなどありえないのだ。100%楽しんで頂けることを保証する。
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