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ジョン万次郎 アメリカを発見した日本人 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 1990/03/05 |
JAN | 9784309471907 |
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ジョン万次郎
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ジョン万次郎
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商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
1990年刊行(初出77年中日新聞連載)。歴史上、合衆国に渡った人物は数多存在するだろうが、その中で日本に帰国し、その後薩摩・土佐(ここは出身地だが)、さらには幕府に出仕し、多くの影響を及ぼした人物はそう多くはなかろう。本書は、その中でも傑出するジョン・万次郎(中浜万次郎)の足跡を追跡する書である。シャープな頭脳に骨惜しみしない性格を有した万次郎の、来し方行く末も波瀾万丈で面白いが、本書の良さは、万次郎を通してみた、つまり米国から見た「幕末日本」であろう。帰国の起点を琉球とする配慮の深奥などはまさにそれ。 なお、19世紀中ごろから後半にかけての米国の模様、就中、捕鯨航海と捕鯨の模様が詳細に描かれている点も買い。なるほど、自国の水産資源保全を意図する豪州らが捕鯨反対を言うのは理解できなくはない。が、米国がこれに荷担するのは、約100年前の捕鯨大国だった実情を見ると素直に首肯しがたいものを感じてしまう。勿論、時代が変われば、環境や生物資源保全の内実が変わるというのは判らないわけではないのだけれど…。
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いささか美談に語り過ぎな嫌いはあるが、執筆された時代ののりだと思えばしょうがない。 内容自体は中日新聞に連載されたもので、記者の熱心な取材を元に書かれた点が高く評価できる。 万次郎の数奇な運命については感じ入らざるを得なく大変に面白かった。 遭難時に助けてくれ、その後我が子として...
いささか美談に語り過ぎな嫌いはあるが、執筆された時代ののりだと思えばしょうがない。 内容自体は中日新聞に連載されたもので、記者の熱心な取材を元に書かれた点が高く評価できる。 万次郎の数奇な運命については感じ入らざるを得なく大変に面白かった。 遭難時に助けてくれ、その後我が子として育ててくれた船長初め、ハワイで世話をやいてくれた牧師さんなど、二十数年ぶりに再開を果たすことができて本当によかった。 いろんな意味で、時代を動かす為に神様に選ばれたような人だと思った。
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