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百の顔を持つスパイ 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1990/02/25 |
JAN | 9784102313015 |
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百の顔を持つスパイ
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原書は1985年に出版されたR・ピアスンの処女作である。もともとロック音楽の世界で活躍していたピアスンだったが、1980年に作家への転向を決意、現在では多くのヒット作を世に出す人気作家になっているようだ。だが本作品の出来はいいとは言えない。 "百の顔を持つ"...
原書は1985年に出版されたR・ピアスンの処女作である。もともとロック音楽の世界で活躍していたピアスンだったが、1980年に作家への転向を決意、現在では多くのヒット作を世に出す人気作家になっているようだ。だが本作品の出来はいいとは言えない。 "百の顔を持つ"といわれる腕利きのブルガリアのスパイ、ボリコウスキーがカナダに入国する際、自らのうかつな失態によって、その事実が米加両国の知るところとなる。ボリコウスキーの狙いを突き止めるため、SIA長官テリー・ストーンはボリコウスキーと因縁のあるアンディ・クレイトンをことに当たらせるが、恐るべき計画が背後にあった。 この作家だが文体に妙な気取りがあって、それが筋を掴みにくくしているように思える。クロスカッティングの手法で話が進むが何ともキレがなく、何が進行しているのか実に分かりづらいぼんやり感がある。ふたりの主人公と女との小洒落た会話が長々と続くのにも辟易。しかもそれらは本筋とはつながらないのだから尚更だ。設定にも無理が感じられるし(カナダがモントリオールを除いて電話が不通になるとか)、興ざめな点が多い。最後の三分の一くらいからアンディの追跡劇になり、ようやく熱を入れて読めるようになったが、結末にも締まりが感じられず、なんとも空虚な寂寥感ばかりが残った。
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