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天に送る手紙
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 1990/06/20 |
JAN | 9784093870559 |
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天に送る手紙
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三条のBookOFFで500円均一フェアで買いました。妻が天に去ってのち書くべきものがなくなった著者が、「この一字、この一句、この一文を、天に送る手紙としての覚悟で書」(p9)いたものです。大きな活字で読みやすく、美しい日本語を味わっています。 妙秀(p49)では神護寺の金堂に掲...
三条のBookOFFで500円均一フェアで買いました。妻が天に去ってのち書くべきものがなくなった著者が、「この一字、この一句、この一文を、天に送る手紙としての覚悟で書」(p9)いたものです。大きな活字で読みやすく、美しい日本語を味わっています。 妙秀(p49)では神護寺の金堂に掲げられている紫綾金銀泥両界曼荼羅が書かれていますが、この一文で去年の秋に訪れたことを思いだすのでした。神護寺の石段を上ったのは三回目でしたが、わりと楽に上れました。紅葉がすべてを解決してくれるようです。
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森敦の著作は折にふれて読み返すことが多い。平易なものも難解なものもそれぞれに著者らしさがあっていい。 この本はもっとも平易なものだろうが、もっとも難解なものを主題は変わらない。そして天に送るはずが、自分の覚え書きになっているのもこの人らしい。 数学を学んだ人間としては「意味の変容...
森敦の著作は折にふれて読み返すことが多い。平易なものも難解なものもそれぞれに著者らしさがあっていい。 この本はもっとも平易なものだろうが、もっとも難解なものを主題は変わらない。そして天に送るはずが、自分の覚え書きになっているのもこの人らしい。 数学を学んだ人間としては「意味の変容」が一番面白い。しかし、平易に書かれながらも「天に送る手紙」はこの一冊を内包している。それ以上に彼の晩年までの主な著作をこの平易な本は内包しているのだ。 つまり、この人は書きたいことがきっちりと形になっていたのだ。これは恐ろしい力だと思う。今の作者でそんな人がいるだろうか。私の知る限りの読書経験ではそんな文章家は日本では夏目漱石くらいじゃないだろうか。あの人はきっと相当に意識的だった。 とはいえ、読み終えてすがしがしい。この本は何度読んでも気持ちがいい。1990年、初版を読んでから、数年に一度この本は読んでいる。その価値を感じる。
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