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人類学的思考 筑摩叢書346
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 1990/11/30 |
JAN | 9784480013460 |
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人類学的思考
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すごく難しいので、「文化と狂気」と「失われた世界の復権」と「中沢新一さんの解説」だけ読んだ。 それでも、断片的にしか理解できなかったのだが、河合隼雄さんの話のネタはこれが原点か!と思うようなところがあった。 「キリスト教以前はヨーロッパも多神教だった」とか「とりかえばやの話」や「...
すごく難しいので、「文化と狂気」と「失われた世界の復権」と「中沢新一さんの解説」だけ読んだ。 それでも、断片的にしか理解できなかったのだが、河合隼雄さんの話のネタはこれが原点か!と思うようなところがあった。 「キリスト教以前はヨーロッパも多神教だった」とか「とりかえばやの話」や「全体性」などだ。特に「人間の全体性」という言葉は、だれがいつから使い始めたのだろう、と少し気になった。 中沢新一さんの解説 の中の「山口さんが自画自賛している文章」これって、やっぱり、中沢さんは、うそつきクラブの会員だと思った。
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[ 内容 ] 1969年1月に発表された「失われた世界の復権」と「文化と狂気」は、70年代の知的シーンの幕開けをうながすために投擲された二個の爆弾であった。 この二篇を軸に集められた最初の評論集である本書は、その後「道化」を知的活動のモデルに据え、動脈硬化しがちな現実を活性化する...
[ 内容 ] 1969年1月に発表された「失われた世界の復権」と「文化と狂気」は、70年代の知的シーンの幕開けをうながすために投擲された二個の爆弾であった。 この二篇を軸に集められた最初の評論集である本書は、その後「道化」を知的活動のモデルに据え、動脈硬化しがちな現実を活性化するために「周辺」的な存在に着目し、刺激的な文化理論を展開していった著者の出発点を証す冒険と挑発にあふれた書物である。 [ 目次 ] 人類学的認識の諸前提―戦後日本人類学の思想状況 マルクス主義と人類学―石田英一郎『文化人類学ノート』をめぐって 調査する者の眼―人類学批判の批判 人類学的調査について―帝国主義と人類学 柳田に弟子なし―若き民俗学徒への手紙 アフリカの知的可能性 未開社会における歌謡 瓢箪と学生 黒の人類学 地獄以前 王権の象徴性 徒党の系譜 アマチュアの使命 文化の中の知識人像―人類学的考察 マンガと劇画―子供のためのマンガから 文盲のすすめ―文字と人間 狂気の民俗学 文化と狂気―ホモ・デリルス 失われた世界の復権〔ほか〕 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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博覧強記の評論集。 「狂気」に関する考察や、論理的整合性では掬い取れない事象(まさに文化人類学が掬い取ろうとするもの)に関する考察についてはなるほどと頷ける。アフリカでのフィールドワークを背景とした考察にも同意できる。 しかしながら、これが巻末の「失われた世界の復権」と題され...
博覧強記の評論集。 「狂気」に関する考察や、論理的整合性では掬い取れない事象(まさに文化人類学が掬い取ろうとするもの)に関する考察についてはなるほどと頷ける。アフリカでのフィールドワークを背景とした考察にも同意できる。 しかしながら、これが巻末の「失われた世界の復権」と題された論文になると途端に難解極まりないものになる。理由は明快で、参照されているテキストがあまりに広範に渡り、素人の知識では追いきれないから。このようなテキスト引用型の論文は、その引用されたテキストの信憑性にも疑問が残るし、そもそもオリジナルはどこにあるのか?と考えると疑問はさらに混迷を極める。(この論文の趣旨は現代社会が失いつつあり、一方で前近代社会や未開社会に残る日常性を超える行為を明らかにすることだと思うが、難解。) その部分を差し引いたとしても、基本的にこの本を読んで理解するには相当広範な知識が要求されるし、山口氏もそれを当然のことと考えている節がある。そのような山口昌男の立ち位置というか雰囲気のようなものは通読すると掴めるし、それが本書のタイトル「人類学的思考」なのだろうと解釈した次第です。
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