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敗戦前後 満州キリスト教開拓団長の手記
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 静山社 |
発売年月日 | 1990/11/10 |
JAN | 9784915512254 |
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敗戦前後
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満州国キリスト教開拓団(キリスト教村)の団長の手記。途中三分の1くらいがシベリア抑留生活での民主化運動(共産運動の洗脳か?)について詳しい。しかしながらどうやら抑留時代には、信仰は維持して居てもキリスト者的に(基督の香りを放つ)生活はしていなかったようだ。全く信仰についての記述が...
満州国キリスト教開拓団(キリスト教村)の団長の手記。途中三分の1くらいがシベリア抑留生活での民主化運動(共産運動の洗脳か?)について詳しい。しかしながらどうやら抑留時代には、信仰は維持して居てもキリスト者的に(基督の香りを放つ)生活はしていなかったようだ。全く信仰についての記述がなく、むしろキリスト者であることが民主化運動の妨げになったとの記述がある。(そんな非難にもかかわらず民主化運動の指導的立場を果たした、っという記述はあるが、伝道したための迫害とはほど遠いようだ。)民主化(マルクス主義的民主主義)は述べ伝えたようだが、福音は個人的なものにとどめていたようだ。 時代的な背景の分らない戦後世代がとやかくは言えないとは思うが、信仰者として読んでかなり違和感を覚える抑留時代の記述だと感じた。 しかしながらキリスト者としての開拓団員の生活はたいしたものだと思わされた。他の開拓団は戦後の混乱で現地民に襲撃を受けたが、キリスト者の開拓団では、略奪に来た大勢の人も暴力は振るわなかったとの事。むしろ友好的(?)に奪い、仲間内での物の奪い合いで喧嘩はしたとの事。 抑留された著者の残した家族が帰国するまでの記述はとても興味深い。彼らも大変な目にあっていたが、誠実に生きていた故の奇跡的な恵みの刈り取りもあったようだ。 星四つ。
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