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日本語に探る古代信仰 フェティシズムから神道まで 中公新書969
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
発売年月日 | 1990/04/25 |
JAN | 9784121009692 |
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日本語に探る古代信仰
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
この時代の新書は内容が濃い。 ☆霊魂にも自由霊と身体霊がある。後者は、言霊、魂振りなど。 ☆タマには生命力としてのタマと、遊離霊のタマがある。 ☆イノチは生命。生命力強化のため、花や青葉を見る。 ☆神社の祭神と霊力、祝詞
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この本は正直、読者に何かを問いたいの? 解説したいの?と本気で思ってしまいます。 完璧に文字の列挙。 なんというか、自己満足じゃないかと 普通に感じてしまいます。 せいぜい神々につかえる人にも 人間味があるということと 信仰の中にはかなり過激なものがあるということ。 物好きでもない限り、あまり 読むのは適さないかも。
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地味ではあるが質実謙虚な学問を為した人、本邦古代歌謡研究の第一人者である。「あとがき」に本著の意図が簡潔明瞭に書かれてある。従来の記紀萬葉の学問への違和として挙げられることは、 ①「霊魂(たま)といえば遊離魂とばかり理解していて、マナという語に代表される霊力・呪力の観念があること...
地味ではあるが質実謙虚な学問を為した人、本邦古代歌謡研究の第一人者である。「あとがき」に本著の意図が簡潔明瞭に書かれてある。従来の記紀萬葉の学問への違和として挙げられることは、 ①「霊魂(たま)といえば遊離魂とばかり理解していて、マナという語に代表される霊力・呪力の観念があることを知らない ②呪物や呪術についての認識が乏しく、それらを神の依代(よりしろ)であるとか、神に対する祈祷、神意をうかがう行為など、「神」に関係づけて説明するのが学会の常識になっていること(うけひ等) ③「神」も人格神に限られていて、タマフリに関係ある白鳥、鷺、蛾、幡、剣などが神社に祀られている事実も、ほとんど視野の中に入っていないこと ④神の性格は、その司祭氏族によって歴史的に形成されると共に、司祭氏族の勢力交替によって、「記紀」の氏族神話も時代とともに変化している、という神話と歴史のダイナミックな関係が明らかにされていない という4点になる。①~④への統一的見解を探る、恣意的な解釈でなく淡々とそれを行うということ。発想がやや文学的である折口学の達成を、質実たる学問的土壌に成したというべきか。思えば、著者は白川静と無二の友人であったという。立命館と同志社、古都の私学で目立ちはせぬが、誠ある豊かな学問が育てられていた。
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