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わたしの台所 朝日文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞社 |
| 発売年月日 | 1990/09/20 |
| JAN | 9784022606112 |
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わたしの台所
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わたしの台所
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
浅草下町育ちの矜持がすみずみまで行き渡っていて気持ちがよく、つい影響を受けてシンクをきれいに拭き上げてみたり笑 著者が回想する母親のキレのいい啖呵にほれぼれする。 「ひきずり」という言葉は自分の母もよく使っていたような気がする。だらしない女のことを指すようである。 P16(高...
浅草下町育ちの矜持がすみずみまで行き渡っていて気持ちがよく、つい影響を受けてシンクをきれいに拭き上げてみたり笑 著者が回想する母親のキレのいい啖呵にほれぼれする。 「ひきずり」という言葉は自分の母もよく使っていたような気がする。だらしない女のことを指すようである。 P16(高価な数の子を目の前にして)「なに様じゃあるまいし、冥利が悪いよ。食べなきゃ死んじまうわけじゃないだろう」と母に叱られそうな気がして… P46 和服は私という品物にとって、一枚の紙―包装紙なのだから、分不相応な高価なものを使っては、かえっておかしい。着ている当人も、それを眺める人も気にならないようなほどほどのものこそ、包み紙の役目を無事に果たしてくれるというわけである。地色や柄は、派手でも地味でも構わない。齢にこだわるということはない。 P70 むかし、私の育った下町では、そんな時現金を贈る習慣があった。 「何をさし上げていいのかわかりませんので、気持ちだけお贈りします。お好きなものをお買いになる時の足し前にしてくださいまし。」 というわけである。【中略】「松の葉」等と袋の上に小さく書くのは、道端に落ちている松葉ほどの些細なもの、という意味である。「気は心ですから…まあ。かんにんして下さい」と、照れくさそうに、そっと出したものだった。 P80 かッと怒りたくなったら(いま、私たちは遠い外国にいるのだから、仕方がない)とあきらめるわけである。 P112 ゴミやホコリが遠慮なく入ってくるような古い家の中で、食べたり寝たりしゃべったり、毎日せっせと汚しては、そのあとバタバタ掃除をする…そんな暮らし方、生き方が性に合っているらしい。 P167 いいえ、年を取るほど、せめて包装紙に気を使うのが、周りの人に対するエチケットというものだろう【中略】「お願いだから引きずりにだけはならないで遅れよ」昼日中から化粧をし、襟垢のついたやわらかものをズルズルとまとっているような女は、一家を預かる資格はない、と昔かたぎの母は、娘に厳しかった。 P198「そりゃ、任せてくれ、っていうときは、いい気持ちだろうけど、とどのつまりは罪作りをすることになるんだよ。そんなことをするから物事がこんがらかっちゃう、ってことがわからないのかねぇ。お前さんもせっせと蓮根でもおあがりな」先を見通せ、ということである。 P207 下町の路地の親たちは「他人さまには迷惑はかけるな」と子供たちに教えたが、「後ろ指をさされるな」というような固いしつけはしなかった。格別重んじなければならない家の対面などというものがなかったせいかもしれない。 (恐いのは、他人の指より自分の指 ― 我ながら情けない、と思うようなことだけは決してしてはいけない)それが、粋な生き方だ、とわたしは娘のころから思い込んでいた。 P282「そりゃあそうと、このごろは我ながら歳だねえって、恐れ入ってるんですよ。自分の部屋におみこしを据えっきりで、朝から晩まで鋏を探してるんですからねえ。全く近頃は鋏がなけりゃあ夜も日も明けない、ってのはどういうことでしょう。そう何もかもチョッキンチョッキン切っちまう、ってことはないと思いますがねぇ・・・おかしな世の中になりましたね・・・」
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まぁ、全部真似するのは無理だけど、こういう精神みたいなものは、見習えるようにありたいなぁと。 また、時々読み返してみたい。
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こういうエッセイが好きです。 黒柳徹子さんの先輩であるという筆者。 どんな方だったのかしら…?と想像しながら読みました。 全て昔が良かったとは思わないけど。 普段着に和服を来ていること。 丁寧に食事をつくる様子。 いいな、と感じます。
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