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小林一茶 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
発売年月日 | 1990/09/10 |
JAN | 9784122017467 |
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「小林一茶」井上ひさし著、中公文庫、1990.09.10 209p ¥400 C1193 (2024.01.21読了)(2024.01.19入手) 小林一茶を主人公とした戯曲です。 1979年11月1日に東京新宿・紀伊國屋ホールで初演されています。 単行本は、1980年2月に刊行...
「小林一茶」井上ひさし著、中公文庫、1990.09.10 209p ¥400 C1193 (2024.01.21読了)(2024.01.19入手) 小林一茶を主人公とした戯曲です。 1979年11月1日に東京新宿・紀伊國屋ホールで初演されています。 単行本は、1980年2月に刊行されてます。 小林一茶が、江戸に出てきてから柏原村に帰るまでを虚実織り交ぜて芝居にしております。芝居を観たら大笑いしながら楽しめそうです。 小林一茶について、これで5冊目になりました。あとは、句集を読めれば、終わりにしたいと思います。 カバーの絵を見ると、丘の下に家が一軒あるように見えたのですが、よく見たら、「一茶」と書いてあったのですね。「茶」の字が家に見えるように書いてあります。山藤章二さんでした。 【目次】 壱 賭け初め泣き初め江戸の春 弐 芝居仕立て 参 最上川の歌仙 四 あれこれと集めて春は朧なり 五 さらば笠 六 芸の生る木の植えどころ 七 一座 八 咥え紙 九 灸 拾 明神一座の請負仕事 拾壱 影絵芝居 解説 扇田昭彦 ☆関連図書(既読) 「一茶」藤沢周平著、文春文庫、1981.12.25 「ひねくれ一茶」田辺聖子著、講談社文庫、1995.09.15 「小林一茶」青木美智男著、岩波新書、2013.09.20 「一茶の相続争い」高橋敏著、岩波新書、2017.08.22 「青葉繁れる」井上ひさし著、文春文庫、1974.07.25 「吉里吉里人」井上ひさし著、新潮社、1981.08.25 「私家版 日本語文法」井上ひさし著、新潮文庫、1984.09.25 「井上ひさしのコメ講座」井上ひさし著、岩波ブックレット、1989.05.22 「続・井上ひさしのコメ講座」井上ひさし著、岩波ブックレット、1991.11.20 「泣き虫なまいき石川啄木」井上ひさし著、新潮文庫、1992.08.25 「マンザナ、わが町」井上ひさし著、集英社、1993.09.25 「父と暮らせば」井上ひさし著、新潮文庫、2001.02.01 「ボローニャ紀行」井上ひさし著、文春文庫、2010.03.10 「この人から受け継ぐもの」井上ひさし著、岩波書店、2010.12.17 (「BOOK」データベースより)amazon 俳諧師夏目成美の手文庫から忽然と消失した大金四百八十両。推理劇仕立てで進行するうちに、思いがけない趣向のどんでん返しが待ち受ける…何重にも施された仕かけによって、おかしく哀しく敬虔に俳人一茶の半生を描き出す傑作戯曲。第十四回紀伊国屋演劇賞個人賞受賞。第三十一回読売文学賞(戯曲部門)受賞。
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痩せ蛙負けるな一茶ここにあり やれ打つな蝿が手を擦る足を擦る 雀の子そこ退けそこ退けお馬が通る 容易に思い出す一茶の句からは、好好爺のイメージだったけど… いやいや、なかなか世俗にまみれた…というか、 金銭に執着し、自己顕示欲の強い、おまけに好色な キャラクターであったらしく、...
痩せ蛙負けるな一茶ここにあり やれ打つな蝿が手を擦る足を擦る 雀の子そこ退けそこ退けお馬が通る 容易に思い出す一茶の句からは、好好爺のイメージだったけど… いやいや、なかなか世俗にまみれた…というか、 金銭に執着し、自己顕示欲の強い、おまけに好色な キャラクターであったらしく、これは、そうした様が、 実にリアルに感じられる戯曲… そもそも、もともと俳諧などといったものは、 高尚な芸術ではなく、この戯曲でも、 冒頭、俳句を賭け事のようにした懸賞句会? の様子が活写されていて興味深い… 17文字に同じ音をたくさんよみこんだ者が 掛金を手にできる…というもの。 六つが勝負の山だろう…というので、 ボクもちょっと遊んでみた… ののさまののうのうとするはるののの へへっ! 9つ入れちゃった! …と喜んでみたものの…戯曲は、驚きの展開! 弥太郎(一茶)が出したのは、次の句… よいがうえいよいよよいよよよのはる それを負かしたのが竹里の… ながくただなづなななつなたたくかな なんと! 回文になってるのです! 弥太郎、竹里に女およねが絡むこの芝居…いいです!
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