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カーテンコールのあとで
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 主婦と生活社 |
発売年月日 | 1990/10/20 |
JAN | 9784391112856 |
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カーテンコールのあとで
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
偶然、ネットで見つけて急きょ大ファンになった、スタニスラフ・ブーニンの本。私に読んでもらわれるためだけにずっと、図書館の閉架書庫で眠っていたのですね・・・ また折あるごとに読もうと思ってる。 旧ソ連のシンドイ感じが伝わってくる。 彼はその国で生まれ教育を受け、その国からショパンコンクールに参加もしたけれど、国の方針にずっと疑問を持っていた。国に飼いならされていたのではないと知って改めて好きになった。もっと早くに出会いたかった・・・
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私が中1のときに強烈な印象をつけたブーニン。あの演奏の背後ではこんなドラマがあったとは...という感じ。 すごくおもしろい! ピアノをやってる人ならばなお興味深く読めると思う
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1990年に出版された、ピアニストのスタニスラフ・ブーニンの自伝。 幼い頃から1988年に亡命するまで、旧ソ連でピアニストとしての成長と生活を中心に率直な心情を語っている。 旧ソ連において、ブーニンの周囲にいた創造的なエネルギーをもった人間が押しつぶされる様子が淡々と描かれて...
1990年に出版された、ピアニストのスタニスラフ・ブーニンの自伝。 幼い頃から1988年に亡命するまで、旧ソ連でピアニストとしての成長と生活を中心に率直な心情を語っている。 旧ソ連において、ブーニンの周囲にいた創造的なエネルギーをもった人間が押しつぶされる様子が淡々と描かれている。たとえば、ブーニンが所属していたモスクワ音楽院付属中央音楽学校の同輩で優秀で個性的な学生であったピアニストが、モスクワ音楽院に入学が決まっていたにも関わらず、強制的に軍隊に入れられ、あげくのはてに数ヶ月後に兵舎の窓から放り投げられて死んでしまったという恐ろしい悲劇を冷静に綴った後、「同じような運命に泣いた同級生を、少なくともあと二人は知っている」と続ける。旧ソ連の共産党政権下での生活を本人の体験から語る、大変に興味深い自伝であり、クラシック音楽に興味がない人にもお勧めしたい。 日本人ピアニストや日本人観客に対する感想なども興味深い。
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