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みだら英泉
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みだら英泉

皆川博子【著】

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みだら英泉

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1989/03/15
JAN 9784103620037

みだら英泉

¥220

商品レビュー

4

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2017/11/21
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※このレビューにはネタバレを含みます

渓斎英泉には妹が3人。いかにも長女なお津賀、放埓なおたま、幼いおりよ。 南北の「東文章」に、英泉・歌川国芳・長二郎(為永春水)・粂吉とで繰り出す場面。当時の歌舞伎界を煌びやかに偲ばせ…が一転、大喧嘩騒動となり、春水は隻眼に。でもってこの隻眼が、春琴抄じみた長二郎の想いをお津賀に晒す場面、いえ更にその真相、皆川先生の本領発揮で圧巻。ぞぞー。 いえ、本筋はね、おたまの背で励んだ春画で開花した英泉の才能が、覗き見たおりよに複雑な自死をもたらし、お津賀を船宿の後添いに追い立てる。でもって春水の代表作「春色梅児誉美」の陰にお津賀の才能があった…とはやり過ぎかw 英泉とはすれ違ってばかりで碌に顔も合わせないお栄が、何故かお津賀に優しいのが印象的。 冒頭とラストの朝顔の使い方が、粋の見本みたいだ。

Posted by ブクログ

2017/09/17

葛飾北斎や応為の話に登場する善次郎がいつも魅力的で、善次郎の話を読みたいと思っていました。そこで見つけた「みだら英泉」。善次郎が主人公と思いきや、妹の方がよく登場していました。絵師たちの世界では性が開放的なイメージがあったけど、妹はそうでもなく、なんだか鬱屈していました。長二郎の...

葛飾北斎や応為の話に登場する善次郎がいつも魅力的で、善次郎の話を読みたいと思っていました。そこで見つけた「みだら英泉」。善次郎が主人公と思いきや、妹の方がよく登場していました。絵師たちの世界では性が開放的なイメージがあったけど、妹はそうでもなく、なんだか鬱屈していました。長二郎の屈折っぷりも凄いです。いかにも江戸っ子!な国芳の話も好きだけど、こういう話も好きだなぁ。

Posted by ブクログ

2017/08/18

隠斎英泉の,誰のものでもない自分の浮世絵を求めて苦悩する姿が,女狂いお酒狂いの狂態として現れる.英泉に惹かれる人々の嫉妬や甘えなど,いい男だったんだろうなあと思わせる.国貞,国芳,お栄などとの絡みも面白い.

Posted by ブクログ

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