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民俗学を学ぶ人のために
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民俗学を学ぶ人のために

鳥越皓之【編】

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民俗学を学ぶ人のために

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 世界思想社
発売年月日 1989/12/20
JAN 9784790703617

民俗学を学ぶ人のために

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商品レビュー

2.7

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2023/10/16

■細目次 https://gyazo.com/f54273f954c087e8a335aacc4897a148 https://gyazo.com/989a1185d8b73294d155ff22adba3879 https://gyazo.com/3fc9bc46a504449...

■細目次 https://gyazo.com/f54273f954c087e8a335aacc4897a148 https://gyazo.com/989a1185d8b73294d155ff22adba3879 https://gyazo.com/3fc9bc46a504449f9befed164fb4fccf https://gyazo.com/2b2dad26aa1ffda8c164f1f3f4f96782

Posted by ブクログ

2021/06/16

民俗学を学んでみたいと思ったら読む基本の本。 ただ、入門書というには考えながら読むので、民俗学を深く学びたい、研究したい、という気持ちの人にとっての基本の本。 民俗学の範囲や、研究方法、先人の研究をいかに批判的に読むかなど、学問・研究としてのアプローチ方法。興味がなければ辛い章が...

民俗学を学んでみたいと思ったら読む基本の本。 ただ、入門書というには考えながら読むので、民俗学を深く学びたい、研究したい、という気持ちの人にとっての基本の本。 民俗学の範囲や、研究方法、先人の研究をいかに批判的に読むかなど、学問・研究としてのアプローチ方法。興味がなければ辛い章があるけど、学問としての成り立ちや学ぶにあたっての思考方法は初めに勉強するもの…大学で勉強することを想定すると確かに教科書という感じ。そして時々振り返って読み返して少しずつ体得し理解していくものかもしれない。 印象に残ったこと ○「民俗学とその方法」冒頭部分で柳田國男の言葉を引用しながら、日本には平民の歴史はない。名所図会でも「民」は目と口だけを書いたものや丸薬のような点であると。 日本史の知識は教養というか、基本として知っておかなければならないこと…その一面はあるけれども、要は、時の権力者と戦争の歴史がピックアップされているけれども日本人の大多数がどのように過ごしていたかは不十分といえる。例えば教科書では農民一揆について書かれているがそれは象徴的な出来事だったから歴史に登場したけれども、大多数の農民は現状に甘んじてやっとの思いで生活していた。しかしそのことは歴史では扱われない。 ○柳田國男が民俗学の基礎を築いた人となっているが、当時は様々な人が調べたり知ったことを彼に報告し、柳田國男が学問的な価値を見出し発表する。情報提供者はそれをとても光栄に思う・・という構図があったらしい。柳田の著作物が人から聞いたことをまとめただけ(に当時の私には見えた)の本が多く、それでも柳田國男が賞賛されていたことの理由、バックグラウンドが分かった気がした。 ○生活上の重要な行為は神話に起源をもつという、エリアーデの説。全てそのまま適用できるわけではないが、なぜこんな行為・儀式が必要?というものの見方のヒントかも。また、歴史はこのような反復的に長期間繰り返される行為と戦争や天災などの1回的な出来事が密接に関連して成り立っていると。しかし、1回的な出来事のみを見て歴史と認識されがちであると。 ○文化とは過去の歴史の積み重ね。未来というものはなく、現代に生きる人が選び取るもの。そして判断するために、意味ある知識を得ることが学問の役割であり、民俗学によって現代にまで続く文化を知り、国土のことを知り選び取っていくもの。 ○奥吉野の過疎化に悩む村人の話「サトがだんだんヤマになっていく」人の世界であった里が、人の手が入らなくなることで人の領域から自然の領域に移っていくことを言っている。山は異界という観念とも通ずる。

Posted by ブクログ

2019/02/10

「民俗学とその方法」と題された前半では、柳田國男によってはじめられた当初から学問としてのありかたに対する問いに取り巻かれてきた民俗学の方法について、それぞれの執筆者がみずからの意見を交えながら議論をおこなっています。柳田民俗学に対する厳しい批判を展開している岩本由輝の論文も収録さ...

「民俗学とその方法」と題された前半では、柳田國男によってはじめられた当初から学問としてのありかたに対する問いに取り巻かれてきた民俗学の方法について、それぞれの執筆者がみずからの意見を交えながら議論をおこなっています。柳田民俗学に対する厳しい批判を展開している岩本由輝の論文も収録されており、民俗学の入門書としてはかなり大胆な編集方針だといってよいように思います。ただ、岩本の批判は家永三郎の柳田批判同様、若干教条的なところがあるようにも感じました。 「民俗学とその世界」と題された後半は、「山の世界」「海の世界」「里の世界」「都の世界」「この世」「あの世」といったテーマが立てられており、それぞれの章の執筆者がみずからの見解をまじえながら民俗学の成果を紹介しており、入門書らしい内容となっています。

Posted by ブクログ

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