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経済倫理学のすすめ 「感情」から「勘定」へ 中公新書950
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
発売年月日 | 1989/12/20 |
JAN | 9784121009500 |
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経済倫理学のすすめ
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
古典的経済学の立場から当時の社会問題を「感情」でなく、「勘定」から分析した本。スミスやヒュームの意図は、神に頼らなくても、公平な観察者(人)の公正な競争に任せておけばうまくいくとすることにあったとか、経済学から見れば正義の中心は「交換の正義」であって、「配分の正義」とは区別すべ...
古典的経済学の立場から当時の社会問題を「感情」でなく、「勘定」から分析した本。スミスやヒュームの意図は、神に頼らなくても、公平な観察者(人)の公正な競争に任せておけばうまくいくとすることにあったとか、経済学から見れば正義の中心は「交換の正義」であって、「配分の正義」とは区別すべきとか、累進課税など多くの「平等」のための制度人の「嫉妬」からできているとか、なかなか興味深かった。 とはいえ、著者は「べき論」と「である論」とを区別し、後者の立場から論じるとするが、著者も公正な競争に任せる「べき」というべき論を展開している気もする。また、著者の個人的意見・評価も混在している部分もある(例えば、刑罰の応報(仇討ち)思想は経済学から見ると必ずしも合理的でないと論じながら、被害者(社会)の感情問題から応報はの思想は否定できないとしている)。また、嫉妬や共感の利他行動をも分析の対象とする行動経済学の発展した現在の観点からみると、公正な競争に「だけ」任せるのが経済倫理として正しいのかという疑問は残る。古典経済学に未だ権威があり、バブル崩壊前の時代の本という前提で読む必要があると思う。
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経済倫理学というか、経済学と倫理学だった。 いわゆる世間の下らない感情論をリアリスティックな損得勘定に書き直してみよう、という試み。特に面白くも何ともなかった。
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なかなか難解な本で、読み進めるのに時間がかかってしまった。本書は経済学の本ではなく、経済活動における倫理学をテーマに書いている。本書はちょうどリクルート事件の直後に書かれている。希少性の制限がある中で、資源の分配をどのように行うべきか?どうすれば納得感のある配分になるのか?などを...
なかなか難解な本で、読み進めるのに時間がかかってしまった。本書は経済学の本ではなく、経済活動における倫理学をテーマに書いている。本書はちょうどリクルート事件の直後に書かれている。希少性の制限がある中で、資源の分配をどのように行うべきか?どうすれば納得感のある配分になるのか?などを事例を通して考察する。結局のところ、経済人としての行動は最低限のルールを守ってさえいれば、それは倫理の問題とはならない。美徳の問題にすぎないという事だろう。
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