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墜落の夏 日航123便事故全記録 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1989/07/01 |
JAN | 9784101163116 |
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墜落の夏
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墜落の夏
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商品レビュー
4.2
32件のお客様レビュー
これぞ正規のレポートといった構成で書かれた 日航事件のノンフィクション。 よーく調査されてるのがわかる。 でも家族構成のあたりはいらないんじゃないの。
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1985年8月12日月曜日、定刻18時羽田発大阪行きのJAL123便ジャンボジェット機は12分遅れで羽田空港を離陸したが、18時56分に長野県と群馬県の県境でレーダーから機影が消えてしまう。18時56分に群馬県御巣鷹山中に墜落していたのだ。JAL123便は、乗客・乗員524名を乗...
1985年8月12日月曜日、定刻18時羽田発大阪行きのJAL123便ジャンボジェット機は12分遅れで羽田空港を離陸したが、18時56分に長野県と群馬県の県境でレーダーから機影が消えてしまう。18時56分に群馬県御巣鷹山中に墜落していたのだ。JAL123便は、乗客・乗員524名を乗せていたが、生存者は4名。520名が犠牲になる、日本の航空機事故史上空前絶後の事故となってしまった。 本書は、この航空機事故を色々な側面から描いたもので、当時、月刊誌「新潮45」に連載されていたものを書籍化したものだ。単行本の初版発行が1986年8月5日のことなので、事故からちょうど約1年後に発行されたものである。 取り上げられているのは、以下の内容だ。 ■事故の時系列的な記録 ■生存者の1人であるキャビンアテンダントの落合由美さんへのインタビューと飛行記録による、詳細な時系列的検証 ■どのような人たちが乗客だったか ■遺体はどのような状態だったか、どのように検視が行われたか ■事故にかかる保険、遺族への補償に関して ■事故原因調査 事故が起こった時、私は若手のサラリーマンであったが、事故を会社で他の人から聞き、その後、会社にあったテレビで報道を観ていた記憶がある。機影が消えたのが18時56分のことなので、残業していたのだろう。当時は、まだ19時頃を過ぎると社内のエアコンは落ちてしまっていたと思う。夏の暑い中、残業していた皆でテレビを観ながら、大変なことが起こってしまったのだな、と思っていたはずだ。 本書の発行は、事故から1年後のことであり、事故の最終報告書は発表されていない段階であった。ただ、最終章には、1986年4月に開催された「報告書の案」についての公聴会の模様が描かれている。ネットで調べてみると、最終報告書は、1987年6月15日、事故から2年弱後に発表されている。 墜落した飛行機は事故の7年前に、伊丹空港でしりもち事故を起こしており、その事故後の修理を行ったボーイング社の修理にミスがあり、機内の気圧を保つ働きをする圧力隔壁が長期間のフライトの繰り返しにより金属疲労を起こし、壊れ、それが、飛行機の尾翼の破壊をもたらした。これにより、同機は操縦不能の状態に陥り、墜落に至ったというのが、事故原因とされた。 これには、「圧力隔壁の破損は、ただちに尾翼の破損につながるものではない」「尾翼の破損は、他の原因により起こったものであるはずだ」といったような、最終報告書に疑問を呈する意見がある。 40年近く前に起こった大きな悲劇であり、今でも毎年、8月12日前後には、本件の報道がなされるし、その都度、私は会社で事故を報じるテレビを暑い中、観ていたことを思い出す。 本書は1年間という期間を考慮すれば、かなり驚異的な取材量に基づいた、優れたノンフィクション作品だと思う。
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ものすごく濃密なノンフィクション。 詳細な情報を事実に則して拾いながら無機質になることなく、関係者・遺族の様子をリアルに伝えています。 事故原因究明だけでなく、事故に巻き込まれた方々や遺族の心理・反応、事故後の対応、補償など、多面的な取材も圧巻で、様々考えさせられます。 自分でも...
ものすごく濃密なノンフィクション。 詳細な情報を事実に則して拾いながら無機質になることなく、関係者・遺族の様子をリアルに伝えています。 事故原因究明だけでなく、事故に巻き込まれた方々や遺族の心理・反応、事故後の対応、補償など、多面的な取材も圧巻で、様々考えさせられます。 自分でもケース教材を書いたりしているため、あらためて読みたい本です。
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