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ミステリーの社会学 近代的「気晴らし」の条件 中公新書940
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論社 |
発売年月日 | 1989/09/25 |
JAN | 9784121009401 |
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ミステリーの社会学
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商品レビュー
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ミステリ小説が成立するための社会的条件などに関して、さまざまな側面から考察を加えた本です。 事件や探偵、警察といった「素材」が、ミステリの成立には欠かせません。本書の第1部は、こうした「素材」に関する歴史的条件について触れています。 第2部は、「イデオロギー」というタイトルが...
ミステリ小説が成立するための社会的条件などに関して、さまざまな側面から考察を加えた本です。 事件や探偵、警察といった「素材」が、ミステリの成立には欠かせません。本書の第1部は、こうした「素材」に関する歴史的条件について触れています。 第2部は、「イデオロギー」というタイトルが与えられていますが、勧善懲悪やハードボイルドの倫理観といった、ミステリ小説のカタルシスをもたらす枠組みについての社会学的考察がおこなわれています。教会での「告解」が、人びとの罪の意識を長く引き受ける制度として機能してきたのに対して、名探偵はそれまでの宗教に替わる「科学という、あたらしい神を代弁する祭司」となったという、N・ブレイクの言葉が引かれていますが、おもしろい見方だと思いました。 最後に、ミステリの読者層や、出版社、取次といった流通経路に関する条件が取り上げられます。 やはりイギリスの事例が一番多く取り上げられており、アメリカ、日本、さらにロシアや韓国の事情についても触れられていますが、国ごとのミステリの特徴とその社会的条件との関係というのは、興味深いテーマだと感じました。ただ本書では、国も時代も限定せずに扱っているので、もっと詳しい解説が欲しいところです。
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古本屋にて200円で購入。1989年出版なので内容的に古い部分も散見されるが、トリックの分類等がなかなかに面白いほか、ミステリ読みにとっては大変興味深い一冊。二十則や十戒なんかも載っている。
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ミステリーを社会学的に考察したとする書。 いくつか面白い点はあるものの、やはりあくまで「ミステリー」の紹介がメインであり、最終章にエクスキューズが書かれているものの、この内容で「社会学」と言われると、少し腹が立つ。 いくつかの作品についてネタバレをしているのも(仕方ないことではあ...
ミステリーを社会学的に考察したとする書。 いくつか面白い点はあるものの、やはりあくまで「ミステリー」の紹介がメインであり、最終章にエクスキューズが書かれているものの、この内容で「社会学」と言われると、少し腹が立つ。 いくつかの作品についてネタバレをしているのも(仕方ないことではあるが)マイナス要因。
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