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はじめてのオペラ 講談社現代新書967
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1989/09/20 |
JAN | 9784061489677 |
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はじめてのオペラ
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商品レビュー
2.3
3件のお客様レビュー
オペラを好きになる…
オペラを好きになる前に本書を読んだら何かオペラを遠く感じると思う。オペラの作成者とその作品が時代順に羅列されただけの歴史の説明に飽き足らず、劇場や指揮者と固有名詞をこれでもかというくらいに並べていく。オペラは理解するものではなく、愛するものだと著者はいう。なるほど確かにこの本で...
オペラを好きになる前に本書を読んだら何かオペラを遠く感じると思う。オペラの作成者とその作品が時代順に羅列されただけの歴史の説明に飽き足らず、劇場や指揮者と固有名詞をこれでもかというくらいに並べていく。オペラは理解するものではなく、愛するものだと著者はいう。なるほど確かにこの本でオペラについて理解できることは少ない。 オペラをすでに愛し、いろいろと知っている人が整理に使うのがよいかもしれない。
文庫OFF
まだオペラが本当にはじめてだった頃に読むぞ!と買っておきながら手をつけていなかった古い新書。数年経って、いつの間にやらオペラに通う人になってしまったが、改めて読んでみることにした。 オペラに行くときは一応年代、背景、あらすじくらいは予習して行くことにしているが、肝心なのは実際観た...
まだオペラが本当にはじめてだった頃に読むぞ!と買っておきながら手をつけていなかった古い新書。数年経って、いつの間にやらオペラに通う人になってしまったが、改めて読んでみることにした。 オペラに行くときは一応年代、背景、あらすじくらいは予習して行くことにしているが、肝心なのは実際観たものの印象、と思っているのでオペラの知識は頭にいれてはほろほろと抜けていく。 こういった指南書を読むと忘れていたことや新しいことが吸収できた。歴史はありがたいことに数千年経っても基本的には変わらないので平成元年出版の新書もひどく古くは感じられないのだが、やはりアップデートは必要な感がある。バブルがはじけて、特にオペラのようなお金あっての娯楽の世界は変わった。ライブ的に語られている名指揮者や人気オペラ歌手が今はまったく過去の人となっているのもちょっと悲しい。 覚書として、この先絶対観ておきたい作品 『トリスタンとイゾルデ』死に至る愛にとらえられた男女の、ひたすら内面を描く作品。官能美にあふれた恋愛劇。 『ポルポリーノ』カストラートを主人公にしたフランスの作家フェルナンデスの小説。 『エウリディーチェ』現存する最古のオペラ
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発行は1989年、手元にあるのが2000年の第14刷なので、内容は20年以上前のもの。読んでいるとドイツが東西に分かれていたり、鬼籍に入った指揮者が活躍していたり。その後日本にも新国立劇場ができるなど、オペラを取り巻く状況は変化しているので、最新の情報を得るには他の本を当たった方...
発行は1989年、手元にあるのが2000年の第14刷なので、内容は20年以上前のもの。読んでいるとドイツが東西に分かれていたり、鬼籍に入った指揮者が活躍していたり。その後日本にも新国立劇場ができるなど、オペラを取り巻く状況は変化しているので、最新の情報を得るには他の本を当たった方が良い。しかしオペラの魅力を伝えるという点では、この本には今でも力がある。最近再読したところ、調子の良い語り口にあっという間に引き込まれてしまった。オペラの魔力に取りつかれた男が、その魅力を熱く、しかし軽妙に語る。 「もしあなたがまだオペラを知らず、これから「鑑賞でもしてみよう」と思ってこの本を手にとったのだとしたら、悪いことは言わない、すぐに閉じてもとの棚に戻した方がいい。もう買ってしまったのなら、ふられた相手にでも恨みをこめて送るのがよろしいと思う。オペラは、健全な人生にはまったく役に立たないどころか、むしろ害がある、いけない快楽なのである。」 こんな書き出しをされては、一つ聴いてみようか、という気にもなるものだ。 第一幕「歌劇場のよろこび」では、読者をオペラの芳醇な世界に誘う。第二幕「オペラの歴史」はけっして堅苦しくないオペラの来し方。第三幕「オペラ三昧世界旅行」では、気前よく悪魔に魂を売って、世界のオペラハウスを巡る旅に出る。第四幕「現代のオペラ事情」では指揮者、演出家の役割が大事になってきた現代のオペラの楽しみ方を指南する。幕間のワンポイントコラムも楽しい。
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