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ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト 白水Uブックス80
定価 ¥940
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 1989/06/10 |
JAN | 9784560070802 |
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ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト
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商品レビュー
4.7
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アナーキストであることは極めて個的な行為であり、本質的には矛盾するのだが、戴冠したことによって壮大なまでのアナーキーが可能になった。ヘリオガバルスのローマ入城が端的にこれを象徴するだろう。彼は後ろ向きにローマの門を入り、ローマ帝国そのものと鶏姦によって結ばれた。皇帝の女装、切り取られた男根の乱舞、婬猥と奢侈を極めた彼の行為は、そのままアナーキズム=演劇の究極の理想の姿でもあった。行為において演劇的であることとは、すなわち秩序の破壊にほかならないからだ。そして、それはまたアルトー自身の姿にも重なるのである。
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2/26 読了。 再読。初読に比べてするする読めてアレ?と思ってしまった。数年の間に色んな小説を読んだことがこうやって繋がってくるんだなぁ。
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性的倒錯したローマ皇帝のお話し。 「アンチ・オイディプス」に引用されていて気になって読んでみた。 血統、婚姻、男と女、宗教、祭祀、祝祭などなど、それらは一体何なのか? 原理の闘争から精神錯乱に至る過程や脱領土化、再領土化のイメージ等々。 これらが絡みあいながら物凄い密度に凝縮し...
性的倒錯したローマ皇帝のお話し。 「アンチ・オイディプス」に引用されていて気になって読んでみた。 血統、婚姻、男と女、宗教、祭祀、祝祭などなど、それらは一体何なのか? 原理の闘争から精神錯乱に至る過程や脱領土化、再領土化のイメージ等々。 これらが絡みあいながら物凄い密度に凝縮したかたちで鮮やかに描かれていた。 とても参考になった。
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