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女ひとり中国辺境の旅 ハヤカワ文庫NF
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女ひとり中国辺境の旅 ハヤカワ文庫NF

クリスティナドッドウェル【著】, 堀内静子【訳】

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女ひとり中国辺境の旅 ハヤカワ文庫NF

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1989/12/31
JAN 9784150501631

女ひとり中国辺境の旅

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2017/12/03
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※このレビューにはネタバレを含みます

中国関連の本を読み漁って居た時、どこかに同著者の事が書かれており、気になって居たものを入手。数十時間のバスやら鉄道の移動をさらりと書いているが、この時代に相当大変だったと思われる。この時代でも行く先々で、外国人がいける場所が限られて居た所為か、意外と非中国人の旅行者と時間を過ごしているのが興味深い。ただ著者自身がカヌーに乗る事を一つの命題としているようで、いく先々でカヌーにのって自然を体験しているが、その一方中国感は少々薄れてしまった気がする。できればもう少し写真が見たかった。著者の祖母が中国にかなり長い間にいたようなので、その頃の話なんかもどこかにあったら読んでみたい。 以下、自分の中国生活の体験と何かが繋がった箇所を抜粋。 P.108 私が中国にやってきた理由の一つが、祖母のドリス・ベットゥだった。祖母は因習にとらわれない女性であり、約30年のあいだ中国に住んでいた。私の母は漢口で生まれ、北京で成長した。祖母のドリスは、軍閥の時代にニュースクロニクルとデイリーニュースの特派員だったおかげで、中国各地を旅行できた。 P.116 ダイニングルームはがらんとしていたが、私たちのあとからもっと中国人が入って来て、ウェイトレスは私たちを無視して、ほかの全員に料理を運んだ。ウェイトレスは私の注文がわからなくて、間違えたものを運んで面子を潰したくなかったのかもしれないが、ヨーロッパ人が後回しにされることはよくあることなのだ。私たちが今は外国の友人ではあっても、以前は野蛮人であり、この世の中の二頭人種であることを見せつけたがっているのだろうか。 P.157 ドットウェル社(著者と姓は同じだが、直接的な関係はない)は絹と茶を貿易を手がけて繁栄した。これは1852年に支配人の一人が揚子江を船で遡ったことの直接の結果だった。その支配人はドットウェル社のために、絹の主な産出地のために足がかりを作ろうとしたのだが、まもなく洋鬼として追い払われた。任務の失敗にがっかりして、支配人は揚子江を下る船にのったが、その夜台風に襲われ、船はまた絹の生産地へと吹きもどされた。翌朝、港にいるこのイギリス人のもとへ、長老たちと絹商人たちの代表がやってきた。彼らは台風をある前兆だとみなし、外国人との交渉を拒否したことについて精霊が怒っているしるしだと考えたのだ。それでつぐないのために、支配人に有利な金額で在庫の絹を提供した。その川渡の結果、ドットウェル社は上海にしっかりとしっかりと地盤を築き、こういうモットーを作った。「ペシムストとは、あらゆる好機に困難を見出す者のことであり、オプティミストとはあらゆる困難に好機を見出す者のことである」 P.204 中国で情報を得るのが難しい。常に質問していなくてはならない。誰もすすんで情報を教えてくれようとはしない。こちらに役立つ何かの情報をしっていても、適切な質問をしない限り、何も話してくれない。例えば、一日一本のバスの停留所の場所をどこにあるか教えてくれても、そのバスがもう出たことは黙っている。

Posted by ブクログ

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