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男装の麗人・川島芳子伝 文春文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 1988/05/10 |
JAN | 9784167298050 |
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男装の麗人・川島芳子伝
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男装の麗人・川島芳子伝
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商品レビュー
3.1
9件のお客様レビュー
半藤一利先生の本から川島芳子という人を知り、女スパイなんてかっこいいじゃないのと、その活躍ぶりを深堀りしたくなり読んでみた。しかし結論から言うとそれほどたいした活躍をしたわけではないようだ。 芳子は清朝の皇族、粛親王の第四側室の娘で第十四王女として生まれ、8歳の時に粛親王の顧...
半藤一利先生の本から川島芳子という人を知り、女スパイなんてかっこいいじゃないのと、その活躍ぶりを深堀りしたくなり読んでみた。しかし結論から言うとそれほどたいした活躍をしたわけではないようだ。 芳子は清朝の皇族、粛親王の第四側室の娘で第十四王女として生まれ、8歳の時に粛親王の顧問であった川島浪速の養女として日本にやってきた。20歳で蒙古族と結婚するが3年で離婚。その後上海へ渡り、そこで交際を始めた駐在武官の田中隆吉に従って工作員になり、第一次上海事件、熱河作戦など日本軍のため諜報活動に従事した。しかし上海事件での活躍は田中の証言のみ、熱河作戦でも功績を残せず、持ち込む情報は眉唾もの。破天荒な言動や男遍歴のだらしなさから関東軍からも疎まれ、日本に送り返されたこともある。 戦後、芳子は北京で漢奸として中国国民党に逮捕される。スパイとして中国を売った罪で死刑判決が下された。「男装の麗人」「東洋のマタハリ」ともてはやされ、一時はスター扱いで人気もあったが、晩年は孤独で寂寥感が漂う。死刑を免れる画策を養父川島浪速に相談する獄中の手紙なぞは悲壮感にあふれている。 清朝皇族のお姫様として生まれながら、戦争という大きな渦に何をやったひとなのやったひとなのまれ、清朝滅亡、日本軍の満州乗っ取りなど、運命は思わぬ方向へ流れて、気が付いた時には祖国中国から死刑宣告され、日本からの助けもないというドラマのような人生をたどっている。清朝復辟を願い、日本の協力を得ようと日本軍のために働いたが、逆に利用され、捨てられた形で終わってしまった。 その派手ないで立ちと振る舞いで人目を引き、最後には死刑替え玉説まで出るほどの謎多き女性、川島芳子。本名愛新覺羅顯㺭(あいしんかくら けんし)。結局のところ何をやった人なのかわからないまま読了。
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川島芳子はよくドラマや映画で再現されるけど、その印象が強くて、読む前から出来上がったイメージができていた。 しかし読んでみると、芳子のイメージが違った。世話焼きで単純、純粋。人の裏表をあまり考えない。お人よし。悲運を嘆いているけど、どこかドラマチックに自らしたてているような・・そ...
川島芳子はよくドラマや映画で再現されるけど、その印象が強くて、読む前から出来上がったイメージができていた。 しかし読んでみると、芳子のイメージが違った。世話焼きで単純、純粋。人の裏表をあまり考えない。お人よし。悲運を嘆いているけど、どこかドラマチックに自らしたてているような・・そんな気さえした。 不幸ではない。彼女なりに精いっぱい生きた。最後まで秘書や元夫を守ろうとした情の厚い人。軍に利用されたに過ぎないけどなんだか自らそれに飛び込んだ感もある。きっと人を疑うことを知らなかったのだ。ピュアな人。知れば知るほど会ってみたいと思う人。
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引用も適した場所に配置され、うまくまとまっていると思う。 読んで彼女の人生について一通り理解したが、周囲の人物については、後で再確認して認識を深める必要がある。
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