バウハウス 歴史と理念

利光功【著】

• 販売会社／発売会社: 美術出版社
• 発売年月日: 1988/05/30
• JAN: 9784568201260

商品レビュー

2020/08/01

バウハウスは一つの理念だったんだっていう話。

バウハウスの始まりから、理念や場所や教師陣やその変転についてざっと知ることができる本。

第一次世界大戦終わりの物資はないけど情熱で始まった理念が、第二次世界大戦前にナチスに閉鎖させられ終わる一連の流れが、青春と青春期の終わりに重なって切なくなる。

ちょうど「開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―」展が開催されてて、この本を読んでる途中で展覧会に行けたので、更に分かりやすく深く知れた。

「私はバウハウスが世界のあらゆる進歩的学校に与えた途方もない影響の原因は、それが一つの理念であったという事実に求められると信ずる。
このような反響は組織や宣伝によって得られぬ。
ただ理念のみがかくも大きく広がる力をもつ。」
−ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ

2012/05/28

何年か振りに再読。

バウハウスとは？の疑問に答える良書。
エースで四番のような親方達が集まった学校はほんとうに興味深い。